マイクロソフトは、10億人超のWindows 11ユーザーに向けて最新の指針を公表した。「Windows セキュリティを確認して、その保護で『十分なのか』と疑問に思ったことがあるなら、それはまさに正しい問いかけです」と、同社はPCユーザーに語っている。
多くのユーザーには、Windows 11搭載の『Microsoft Defender』で十分
マイクロソフトは、Windows 11に標準で搭載しているウイルス対策ソフトは、大半のユーザーにとって実際に十分な性能を備えているという。「PCの電源を入れた瞬間から」、Microsoft Defenderが「潜在的なリスクから防御」し、「認証情報、写真、ファイルを保護します」と説明している。
つまり、テックメディアのWindows Latestが指摘するように、「マイクロソフトは、Windows 11でサードパーティ製ウイルス対策ソフトが必要かどうかを、暗に明かした」ことになる。これは「長年ユーザーの間で議論されてきた重要な問い──Windows PCにサードパーティ製ウイルス対策ソフトはまだ必要なのか」に対する回答だ。
複数のデバイスを管理している場合や家族と共有している場合、サードパーティ製も検討
ただし、すべてのユーザーに「十分」というわけではない、とマイクロソフトも認めている。「サードパーティ製ウイルス対策ソフトを追加するかどうかは、PCの使い方と、どの機能を重視するかによって決まります」。標準の保護機能を有効にしていれば「通常は十分」だが、「複数のデバイスを管理している場合、家族とデバイスを共有している場合、あるいはID監視やペアレンタルコントロール(保護者による利用制限)といったサービスを求める場合には、追加のセキュリティソフトの導入を検討してもよいでしょう」としている。
ただしマイクロソフトは、「ツールを追加するたびに、バックグラウンドの処理負荷と複雑さが増します」と注意を促している。つまり、おそらく不要なソフトに費用をかけるという金銭的負担に加え、PCの動作パフォーマンスにも影響が及ぶということだ。
Windows Latestも同意見だ。「私は自分のPCでサードパーティ製ウイルス対策ソフトを使うのをやめました。Windows XPやWindows 7の時代には、OS標準の保護機能は存在しないか、まともに受け止められていませんでした。だからこそNorton(ノートン)、McAfee(マカフィー)、Kaspersky(カスペルスキー)といったツールが、大半のユーザーにとって定番の選択肢だったのです。この認識を変え始めたのがWindows 10であり、Windows 11でその転換は完了しました」。
Microsoft Defenderは確かに堅実な製品だが、今回の助言が2026年のサードパーティ製ウイルス対策ソフト市場を消滅させることはないだろう──過去のどの年にもそうはならなかったのと同様に。各製品の最新の比較分析について、CNETは「最も人気のあるウイルス対策ツールをテストし、デバイスを安全に保つための優れた選択肢を見つけた」と報じている。



