2026年第1四半期だけで、テック業界では7万人超がレイオフという深刻な打撃を受けている。
ロイターによれば、Meta(メタ)は米国時間5月20日から約8000人をレイオフする計画だ。マーク・ザッカーバーグCEOが「効率性の年」と呼んだ2023年初頭以来、最大の再編となる。実施はメタの各部門にまたがり、世界の従業員に影響が及ぶ。
そして予想どおり、こうした削減の推進力となっているのはAIだ。
ビッグテック大手が計画しているレイオフはこれだけではない。報道によれば、これは今後数年にわたって展開される一連の削減の第1弾であり、ザッカーバーグはエージェンティックAI(自律的にタスクを遂行するAI)による効率性向上と、メタのAI部門への一層注力へと軸足を移している。
同様に、オラクルも4月にレイオフに踏み切り、約3万人が職を失った。
さらに先週には、ディズニーも従業員1000人をレイオフする形で人員再編を進めていると報じられた。
パンデミック後の近年、メタはレイオフでよく知られているが、これは1社だけの話ではない。
テック業界では最近、レイオフが一貫したトレンドになっている。人材を雇う場合に必要なコストやリソースのごく一部で仕事をこなせる「AI従業員」、すなわちAIエージェントによって、効率性が高まっているためだ。
働く側にとって真の課題は、次に何をすべきかを把握することである。
解雇される前に今すぐやるべきこと
メタや別の雇用主による人員削減の影響を受けそうな人、あるいはそうした人を知っている場合、直ちに取るべきステップは以下のとおりだ。
(1)キャリアを組み替えるか検討する
レイオフの局面に入っても、「これまでの続きからキャリアを再開でき、別の組織でも同じ職を容易に得られる」と考えるべきではない。数日から数週間の猶予があるなら、その時間を使って、今後のキャリアや次の一手を冷静かつ戦略的に考えることだ。
・以前就職・転職した時から採用側の期待が変わっている可能性が高い。そのため、現在の雇用市場の状況、とりわけ自分の業界について調べる
・AIによって自分の職種自体が陳腐化しつつあるのか、それとも現職の組織で縮小されているだけなのかを検討する
・業界全体で自分の職種が切られているのなら、数カ月後に同じ状況に陥る可能性が高い。別の職に飛び込むのではなく、完全に方向転換すべき強いサインである
今後18カ月の求職戦略とキャリアプランを作り、どこで生活し、どこで働くのかを具体的に描いたうえで、その目標を現実にするために必要な手順を正確に洗い出すことだ。



