北米

2026.04.22 14:00

相次ぐトランプの有力支持者たちの離反、「私は支持したことを長く悔やむだろう」

Anna Moneymaker/Getty Images

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イラン攻撃をめぐってドナルド・トランプ大統領と決別し、彼の怒りを買った右派コメンテーターのタッカー・カールソンは、自身のポッドキャスト番組の中で、トランプの当選を助けたみずからの役割について謝罪した。カールソンは、支持したことを「長く悔やむことになるだろう」と吐露している。

カールソンは同番組内で、実弟でありトランプ政権の元スピーチライターでもあるバックリー・カールソンと対談した。トランプを支持したことについて「長く悔やむことになるだろう」と語り、リスナーに対しても、トランプについて「誤解を与えた」ことを謝罪した。

カールソンは「我々がこの件に関与しているのは確かだ」と述べ、自身がトランプのために選挙運動を行い、弟が2015年にトランプのスピーチを執筆した事実を認めた。そして、今は「自分たちの良心と向き合う」べき時だと語った。

カールソンはイラン攻撃への批判をさらに強め、トランプが「無計画だったことは明らかだ」と指摘した。さらに「(イラン攻撃が、)このようなことはしないという、10年間にわたる明確な約束に対する裏切りであることを、彼は十分に認識していた」と断じた。

弟のバックリーは、トランプを「制御不能で、誇大妄想的な、破壊的な大統領」と呼び、議会は合衆国憲法修正第25条の発動を「検討すべき」だと述べた。憲法修正第25条は大統領の継承について定めるもので、大統領が職務遂行不能とみなされた場合、閣僚や副大統領が大統領を解任することを可能にする。

バックリーは、国家が「甚大かつ永続的なダメージを受けており、現にそのように見える」状況であれば、憲法修正第25条の発動を提案することは「狂ったこと」ではないと述べた。タッカー・カールソンは同条項の発動への支持までは明言しなかったものの、「自分自身と国家を救済するための第一歩」は「それが何であれ、自分が真実だと思うことを語ることだ」と述べた。

また、カールソン兄弟はトランプに対し、マージョリー・テイラー・グリーン元下院議員に対する「異常な不誠実さ」や、エプスタイン関連書類の取り扱いを批判した。さらに「チャーリー・カーク殺害犯の追及に対する真の同情や注力が不十分である」ことについても非難の声を上げた。

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翻訳=江津拓哉

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