北米

2026.04.22 14:00

相次ぐトランプの有力支持者たちの離反、「私は支持したことを長く悔やむだろう」

Anna Moneymaker/Getty Images

トランプの政治キャリアの大半においてFOXニュースのホストを務めていたカールソンは、長年、トランプの強力な支持者だった。トランプが口止め料をめぐる事件で起訴された2023年には、「私はトランプに投票する。もし彼が有罪判決を受ければ、私は上限額の寄付を送り、抗議活動を先導する」と述べていた。また、トランプが大統領予備選挙の討論会を欠席した2023年8月にも、カールソンはトランプへの独占インタビューを行っている。

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しかし、2025年夏にイスラエルがイランへの攻撃を開始した後、両者の関係には亀裂が生じた。カールソンは、トランプが軍事的なエスカレーションの「共犯者」であると述べ、関与を避けるよう警告した。これに対してトランプはカールソンを「変人」と呼び、後にカールソンが電話で謝罪してきたと主張した。2月に米国とイスラエルがイランを攻撃したことでカールソンとトランプとの不仲は決定的となった。

カールソンはイラン攻撃について、トランプ、あるいは自身の存命中の歴代大統領が犯した「唯一にして最大の過ち」だと呼び、トランプはイスラエルと同国首相のベンヤミン・ネタニヤフの「奴隷」であると述べた。

一方のトランプは、トゥルース・ソーシャルへの投稿で繰り返しカールソンを攻撃している。先週、トランプは「タッカーはIQの低い人間だ。いつでも倒すことは簡単だし、彼はあまりにも過大評価されている!!!」と投稿した。また4月初めの投稿では、カールソンやイラン攻撃を批判する他の右派について、自身のポッドキャストのための「安っぽい宣伝」をする「愚かな人々」だと切り捨てた。

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イラン攻撃をめぐってトランプと決別した著名な保守派はカールソンだけではなく、「MAGA運動」の内部にも亀裂が生じている。かつてトランプを支持していたポッドキャスターのメーガン・ケリー、キャンディス・オーウェンズ、アレックス・ジョーンズらはいずれもイラン攻撃を声高に批判している。中でもケリーは繰り返しイラン攻撃を非難しており、3月には、戦死した米軍兵士たちは米国のた​​めに死んだのではなく、「イランやイスラエルのために死んだのだ」と述べた。

インフォウォーズ創設者で陰謀論者のアレックス・ジョーンズは、共和党員に対してトランプを見捨てるよう促し、さもなければ中間選挙で手痛い打撃を受けることになると警告した。自身を右派でも左派でもないと定義しつつも2024年にトランプを支持したジョー・ローガンも、トランプがイラン攻撃を開始したことは、大統領が掲げた「米国第一主義」の約束に反していると批判した。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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