近年、春先から夏日を記録する日が増え、季節の変わり目における体調管理は以前にも増して重要度を増している。特に日中の気温上昇が著しいこの時期、知らぬ間に進行するのが「春の熱中症」だ。
タイガー魔法瓶が2026年4月に発表した「熱中症に関する意識調査」によると、今年3月の時点で日中に暑さを感じた人は全体の55.1%にのぼっている。これまでに熱中症の危険を感じたことがある人のうち、30.2%が3月から5月の春時期にその予兆を自覚しているという実態が明らかになった 。

しかし、春の熱中症に対する認知率は62.4%と半数を超えているものの、その内容を正しく理解している人は32.1%と3割程度にとどまる。特に対策を開始する時期については、全体の55.0%が6月から7月と回答しており、日中の暑さを実感しながらも具体的な行動に移せていない。この暑さと対策のズレが、春の熱中症リスクを高める要因となっている。




