北米

2026.04.22 08:30

トランプがイランによる「数多くの停戦違反」を主張、一方で和平合意には自信

Anna Moneymaker/Getty Images

Anna Moneymaker/Getty Images

ドナルド・トランプ大統領は米国時間4月21日、イランが「数多くの」停戦違反を犯していると主張した。米国の交渉団は22日の停戦期限を前に和平交渉のためパキスタンへ向かう予定だが、トランプは「素晴らしい合意」に達するとの自信を見せる一方で、合意に至らなければ爆撃を再開すると警告している。

トランプはトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「イランは何度も停戦合意に違反している」と述べた。

その一方、この投稿の1時間後にはCNBCの取材に対し、21日にパキスタンで行われる交渉で最終的に「素晴らしい合意に達する」との自信を見せた。その理由は、イランには「選択肢がない」からだという。

トランプはCNBCに「我々は彼らの海軍を壊滅させ、空軍を壊滅させ、リーダーたちを排除した」と語ったが、同時に、合意に至らなかった場合には米軍は「出撃を待ち望んでいる」とも警告した。

トランプは、彼が主張する停戦違反の具体的な内容については詳しく述べなかった。しかし19日には、ホルムズ海峡を通過しようとする船舶に対してイランが発砲したことを非難し、「我々の停戦合意に対する完全な違反」であると述べていた。

トランプは21日、「中国からの贈り物」を積んでイランに向かっているとされた船舶を拿捕したと発表した。ロイターが20日に報じたところによると、19日にオマーン湾で拿捕したイラン旗を掲げる船舶は、中国から軍事機器を積んで出港したものである可能性が高いとされている。しかし、トランプが上記の発言においてこの件を指しているのかは現時点では不明だ。

一方のイラン側は、米国による海峡封鎖こそが停戦違反であると主張している。エスマイル・バカエイ報道官は、米国がイランの民間人に対して「意図的に集団的な罰を与えている」とし、これを「戦争犯罪」と呼んで非難した。

次ページ > トランプは「市場の混乱」を否定

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事