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シャワーを浴びてずぶ濡れのシアーズ(右)と、スチュアート(左)。
モデルルームでは、すべての商品を体験できる。(フォーブスジャパン10月号より)

インターネットの普及と店舗販売のマンネリ化で小売業界が転機を迎えるなか、“店舗”のあり方に一石を投じる家庭用器具販売店が話題だ。

アップルストアの店舗なら実際に使えるのに……。ジェフリー・シアーズ(59)とジム・スチュアート(48)は、購入したい商品を試せない家庭用器具販売の現状に不満を抱えていた。
 
そこで、彼らは家庭用器具販売会社「パーチ」を創業した。そして同社は、一級品だけを販売し、一流の顧客サービスを提供する店舗をつくったのだ。
 
パーチの店舗では、気になる家庭用器具はほとんど体験できる。販売製品を使った料理教室に参加したり、気になる掃除機をその場で使ってみたり、予約をすればシャワーでさえお試しできてしまう。
 
また、パーチは購入後のサービスも徹底している。開店の数カ月前から必要なノウハウを叩き込まれている配達・取り付けチームが購入後の安心を保証するのだ。
 
このぜいたくなサービスは効果てきめんだ。来店者の平均滞在時間は2時間以上にも達し、平均取引額は1回につき7,000ドル(約90万円)を超えている。
 
すべてが夢のようなパーチではあるが、いかんせん支出が多いのも事実。果たして、
“体験型の小売り販売”という理念は利益に結びつくのだろうか―。パーチの挑戦に期待が集まる。

リーイエン・チェン = 文 イーサン・パインズ = 写真 フォーブス ジャパン編集部 = 翻訳

 

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