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2026.04.21 07:00

米空母3隻が中東に集結へ 「ジョージ・H・W・ブッシュ」が喜望峰回りでまもなく到着

米海軍の空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」。2022年12月29日、フランス・マルセイユ港(Gerard Bottino/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)

米海軍の空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」。2022年12月29日、フランス・マルセイユ港(Gerard Bottino/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)

米海軍の最新にして最大の現役原子力空母が記録的な長期展開を続けている。「ジェラルド・R・フォード(CVN-78)」は米国時間19日時点で299日にわたって洋上にあり、「エイブラハム・リンカーン(CVN-72)」が2019〜20年に打ち立てた294日というベトナム戦争後の米空母の最長展開記録を塗り替えている。

ジェラルド・R・フォード級空母の1番艦であるジェラルド・R・フォードの今回の展開について、米海軍当局は最長で11カ月におよぶ可能性があると示唆している。そうなればベトナム戦争の最中の1972年4月10日から1973年3月3日まで続いた「ミッドウェイ(CVA-41)」による332日の展開に並ぶか、それを上回る可能性すらある。ミッドウェイによるこの任務はいまもなお空母の長期運用のベンチマークとなっており、ミッドウェイ級空母の1番艦である同艦はこの功績で大統領部隊感状(PUC)も授与されている。

中東に再展開したジェラルド・R・フォード

報道によると、ジェラルド・R・フォードは先週末、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の「マハン(DDG-72)」や「ウィンストン・S・チャーチル」を随伴して地中海側からスエズ運河を通過したもようだ。

ジェラルド・R・フォードとその護衛艦群は現在、紅海の米中央軍(CENTCOM)担当区域で作戦行動を実施している。ジェラルド・R・フォード空母打撃群は以前、アフリカとアラビア半島の間の海域に展開していたが、3月中旬に旗艦空母で火災が発生し、修理のため港へ戻ることを余儀なくされていた。

ジェラルド・R・フォードはまずギリシャのクレタ島に向かい、その後クロアチアのスプリトに寄港していた。そこから4月2日に出港し、作戦行動を再開した。

3隻目の空母ジョージ・H・W・ブッシュも数日内に中東へ

中東への展開は予想されていたものではなく、ジェラルド・R・フォードはカリブ海で作戦行動を行ったあと、2月に中東へ向かった。その後、紅海とどまり、エイブラハム・リンカーンを支援していた。ニミッツ級空母の5番艦であるエイブラハム・リンカーンのほうは南シナ海に展開したあと、1月にアラビア海へ派遣されていた。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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