食は本来、好みや健康で選ぶものと考えられてきた。しかし近年、欧米では「何を食べるか」でその人の価値観や政治的な立場との結びつきがわかるのでは……と指摘されている。では日本ではどうだろう。食農倫理研究所が実施した「日本人の食生活と価値観、政治志向の関係の分析」から傾向を見てみよう。
【調査概要】
調査名:日本人の食生活と価値観に関するアンケート
調査日:2026年3月5日
回答数:2210件
調査主体:食農倫理研究所
倫理的な食ほど価値観が表れやすい
調査では、オーガニックやプラントベース、フェアトレードといった「倫理的な食」とされる分野で、傾向の違いが見られた。リベラル層ほどこうした食品を選ぶ頻度が高く、保守層ほど低い傾向が確認された。食農倫理研究所は「食の選び方が単なる好みではなく、考え方の違いを反映している可能性がある」と分析する。

食品選びの基準にも違いが
また、食べ物を選ぶときに何を重視するかにも差が見られた。リベラル層は、環境や動物福祉といった点を重視する傾向があった。一方、保守層ではそうした要素の優先度は比較的低い傾向にある。ただし「国産かどうか」という点については大差はなく、多くの人に共通する判断基準となっているのは特徴的だ。




