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2026.04.23 17:00

知らぬ間に恋人に孤独を感じさせてしまう、3つの悪習慣

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意図的に恋人に孤独を感じさせようとする人はほとんどいない。むしろ、恋愛関係はその逆を約束して築かれている。本来それは一緒にいることを前提としている。だが見落としがちな習慣のせいで多くの人が恋愛関係において深い孤独を感じている。

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明確な原因が見あたらないため、この体験はとりわけ混乱するものとなる。関係は多くの点において円満で、愛情に満ちているように見える。にもかかわらず、カップルは何か本質的なものが欠けているという持続的な感覚を抱くことがある。やがてそれは混乱(なぜ自分はこんなふうに感じるのか)や距離感(「なぜあなたと親密さを感じられないのか」)、さらには罪悪感(「こんなふうに感じる自分に問題があるのか」)へと変わっていく。

ほとんどのカップルにとって、この孤独感は意図的に傷つける行為や悪意から生じるものではない。繰り返されることで親密さを損なう、些細で習慣的な行動から生じることが一般的だ。心理学者たちはこれらの行動を理解しようと何十年にもわたって研究してきた。

研究によると、パートナーに知らず知らずのうちに孤独感を抱かせてしまう代表的な悪い習慣3つは以下の通りだ。

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1. 一緒にいるのにスマホに夢中になる(ファビング)

仕事が終わってパートナーと一緒にソファに座り、2人でゆっくり過ごす時間を楽しみにしているとしよう。だが相手の視線はすぐにスマートフォンへと落ちる。パートナーはすぐそばにいて、完全にあなたを無視しているわけでもないが、注意は明らかに別のところへ向いている。空間は共有しているが、パートナーは心ここにあらずの状態だ。

はっきりと敵対的なことが起きているわけではないにもかかわらず、こうしたやり取りにはがっかりさせられるかもしれない。この行動は一般にファビング(phoneとsnubbingを組み合わせた造語)」と呼ばれ、モバイル機器を優先して相手を無視する行為のことだ。スマホ時代においては些細で避けられないことのように見えるかもしれないが、心理的影響は大きいことが研究で示されている。

専門誌『BMC Psychology』に2023年に掲載された研究によると、ファビングを受けていると感じると孤独感や心理的苦痛を抱え、生活満足度は下がる。特に重要なのは、孤独感がファビングと苦痛および生活満足度の関係を部分的に媒介している点だ。つまり、感情的に疎外されているという感覚こそが、ファビングが悪影響を及ぼす中心的な要素だ。

ファビングが特に危険なのはその曖昧さゆえだ。露骨な批判や対立のように明確なNG行為とは認識されにくいが、それでも心理学者たちが「マイクロ・レジメント」と呼ぶものを生む。これは認識されにくい、些細ながらも意味のある不満のことだ。そして自覚していなくてもこうした不満は蓄積されていく。

恋愛関係において注意は一種の通貨だ。相手に気にかけてもらうことは、文字通り、自分という存在が認められているということだ。注意が向けられていないと繰り返し感じると、それが意図的なものであろうとなかろうとパートナーは自分が画面に映っているものほど重要ではないのだと思い込んでしまう可能性がある。

もちろん、ファビングをする人のほとんどはパートナーを傷つけようとそうしているわけではない。テクノロジーが私たちの日常に深く根付いていることを考えると、ほぼ反射的な習慣だ。だが現実としては関係は意図ではなく影響によって形作られる。

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翻訳=溝口慈子

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