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2026.04.23 17:00

知らぬ間に恋人に孤独を感じさせてしまう、3つの悪習慣

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2. 対話することを避ける(ストーンウォーリング)

パートナーと口論している場面を想像してみてほしい。おそらく声は荒くなっている。あるいは表面上は穏やかでも緊張が漂っているかもしれない。ある時点でどちらかが完全に心を閉ざしてしまう。自分の殻に引きこもり、反応するのをやめる。目を合わせず、あるいはその場を去る。

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そうした行為を取る本人にとっては自己防衛のように感じられるかもしれない。おそらく圧倒され、感情が溢れかえり、何を言えばいいか分からない状態だ。そんなときは間違ったことを言うより沈黙の方が安全に感じられる。だが相手は全く異なるふうに受け取る。

このパターンは「ストーンウォーリング」と呼ばれ、心理学者で家族療法カウンセラーのジョン・ゴットマンによって広く研究されてきた。専門誌『Journal of Family Psychology』に1992年に掲載されたゴットマンの有名な研究では、どのカップルが最終的に離婚するかを94%という驚異的な精度で予測できることを実証した。

専門誌『Clinical Handbook of Couple Therapy』に掲載されたその後の研究で、ゴットマンはストーンウォーリングが関係の崩壊を予測する「4騎士」の1つと特定した。「4騎士」は離婚を最も確実に予測する4つのコミュニケーションパターンだ。

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ストーンウォーリングとは対立時に感情的に距離を置く行為のことだ。無反応になる、関与をやめる、あるいは物理的に離れる。多くの場合、これは圧倒された状態(ゴットマンが「生理的フラッディング」と呼ぶもの)への自然な反応に感じられるが、関係への影響は大きい。

ストーンウォーリングは関係における、相手が反応してくれるという基本的な期待を壊す。片方が怒りや脆さ、関係修復の試みを通じて手を差し伸べたときに沈黙で返されると、無視されたと感じるのは自然なことだ。困難な会話の最中や不機嫌なときにこうしたことが繰り返されると孤立感を抱くようになる。

距離を置く側は「少し落ち着く時間が必要」と思っているかもしれないが、残された側は「あなたは私のことを気にかけていない」と考える可能性が高い。

こうしたことが頻繁に繰り返されると、パートナーは見捨てられることを避けるために、手を差し伸べたり話しかけたりすることをやめてしまうかもしれない。それは愛情や欲求が消えたからではなく、それを表現することが安全でも価値あるものでもないと感じるからだ。

3. きちんと耳を傾けない

カップルの片方が話し、もう片方が聞いているように見える場面を想像してみてほしい。時折うなずき、目を合わせ、相づちを打つこともある。だが話し終えるやいなや、相手はあなたの話の内容に触れることもなく自分の話を始める。まるでただ返答するためだけに聞いていたかのようだ。

心理学的には、こうした行動は対人関係における親密さの核心的な要素である知覚されたパートナーの応答性、つまりパートナーが自分を理解し、認め、気にかけてくれているという認識を損なう。

専門誌『Social and Personality Psychology Compass』に2021年に掲載された研究では、聞くことは受動的な行為ではなく、会話のダイナミクスに積極的に関与する行為だと研究者らは強調している。優れた聞き手は話し手が自分の話に耳を傾けてもらえていると感じるように会話を運ぶ。一方、聞き上手でない人はこうした手応えを相手に抱かせない。

研究者が指摘するように、不適切な聞き方の例としては、話す順番を辛抱強く待たない、的外れまたは自己中心的な質問をする、話の内容に真剣に関わらない、などが挙げられる。こうした振る舞いはたとえ悪意がなくても通常、軽視している、あるいは不誠実だと受け取られがちだ。

恋愛関係においてこの影響は特に大きい。なぜなら耳を傾けてもらえていると感じることは、親密さにつながる主要な経路の1つだからだ。注意や思いやり、存在感を示し、パートナーとの関係に注力していることを示す指標として認識される。

相手の話をきちんと聞かない態度は少なくとも話に興味がないのだと思われる。最悪の場合、それが習慣になると、相手に興味がないように見えてしまう。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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