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2026.04.19 10:00

「ビットコインを買え」マスクの米ドル警告、暗号資産の急騰予測に火を付ける

Photo by Samuel Corum/Getty Images

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テスラ、SpaceXのCEOを務めるイーロン・マスクは、ビットコインの最前線からは距離を置きつつも、暗号資産コミュニティをなお翻弄している。マスクは今後のショックを警告する一方で、ここ数週間、ひそかにビットコイン価格の急伸を後押ししてきた。折しも、ビットコインは直近の安値から25%上昇しているところだ。

そして今回、マスクの最新の米ドル警告が、ビットコイン価格が突然急騰し得るという予測に火を付けた。

「ユニバーサル・ハイ・インカム」構想による紙幣増発示唆を受け、「ビットコインを買え」の声が上がる

「通常の経済では、紙幣を増発しても、既存の財・サービスの産出に対するドル価格が上がるだけで、人々が手にするモノが増えるわけではない」。マスクは、人工知能(AI)革命によって生じる失業に対処するため、政府が「ユニバーサル・ハイ・インカム」小切手を発行すべきだと主張した後、Xにそう投稿した。

「AI/ロボットが財・サービスの産出を大幅に増やすなら、人々にドルを発行しなければならない。そうしないと大規模なディスインフレ(物価上昇の鈍化)になる。価格とは、財・サービスの産出量とドルの数の比率にすぎない」とマスクは続けた。

希少資産の価格が押し上げられると、支持者たちは投稿

マスクが、今後のデフレに対抗するため政府による紙幣増発が行われると予測したことで、人々に「ビットコインを買え」と促す声が上がった。新型コロナ期の政府による給付小切手がビットコイン価格を押し上げたことになぞらえる動きも出ている。

「希少で魅力的な資産の価格をつり上げるには良い方法に聞こえる。ビットコインを買え」。広くフォローされる匿名のビットコイン支持アカウントはそう投稿した。

「ビットコインを買え」と、別の影響力ある暗号資産コミュニティのXユーザーも返信した。

ビットコインの開発者で作家のパーカー・ルイスはマスクに対し、「ビットコインは2100万枚しかなく、紙幣を刷れないのに、どうやってユニバーサル・ハイ・インカムを配るつもりなのか」と返信した。「ここには、価値と貨幣の両方に関する根本的な誤解がある」。このルイスの発言は、マスクを批判する体裁でビットコインの希少性を逆説的に際立たせるものだ。

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