北米

2026.04.18 12:00

トランプ大統領は「キリストの再臨も同然」 共和党議員が主張

米共和党(テキサス州選出)のトロイ・ネルズ下院議員。2024年6月27日、米連邦議会議事堂の南翼(下院側)前の階段にて(Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images)

教皇とトランプの対立、これまでの発言

トランプは4月7日、イラン指導部が米国の要求に応じなければ「文明全体が今夜滅びる」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。レオ14世は同日、これらの脅迫を「容認できない」とし、戦争は「道徳的な問題」を提起していると述べた。

advertisement

翌8日、停戦報道を受けて教皇は「この微妙な外交の局面を祈りで支えてほしい」とSNSで人々に呼びかけ、10日にも「キリストの弟子たる者ならば誰でも、かつて剣を振るい今では爆弾を投下する者たちの側には決して立たない」と、トランプを念頭に置いたようにみえる投稿を行った。米国とイランの代表団による協議が行われた11日の投稿では、「力の誇示はもうたくさんだ! 戦争はもうたくさんだ! 真の強さは、命に奉仕することにある」と訴えた。

その翌日、トランプは長文の投稿でレオ14世を「犯罪に“弱腰”で、外交政策は最悪だ」と攻撃し、平和を呼びかける姿勢は「急進的な左派に迎合している」と断じた。これに対し教皇は「トランプ政権を恐れてはいない」と語った。その後、カトリックに改宗したJ・D・ヴァンス副大統領が介入し、「教皇が神学上の問題について語る際には、慎重になることが極めて重要だ」と発言した。

しかし、教皇は16日、「世界は一握りの暴君によって荒廃が進んでいる」と述べ、「自らの軍事的、経済的、政治的利益のために宗教と神の名を利用する者に災いあれ」と警告した。

advertisement

一方のトランプは同日、レオ14世と会って「意見の相違を解消する」つもりがあるかと記者団に問われ、「必要ないと思う」と答えた。

キリスト教保守派から激しい非難を浴びたAI生成画像について、トランプは自身を医師に見立てた画像だと考えていたと弁明。「これは医師として私を描いたものであり、人々を癒やしている姿だ。実際に私は人々をよくしている」と主張した。

ヘグセス国防長官も問題発言、「殺し屋の台詞」引用

ピート・ヘグセス国防長官は今週、イラン軍事作戦に関する文脈の中で、映画『パルプ・フィクション』で登場人物が人を殺す前に唱えた暴力的な祈りの言葉を、どうやらうっかり引用してしまったようだ。

国防総省内でキリスト教の礼拝を開き、その様子をSNSに投稿して物議を醸しているヘグセスは、15日の礼拝で「CSAR(戦闘捜索救難)2517」と呼ばれる祈りの言葉を引用した。だが、それはクエンティン・タランティーノ監督のカルト的名作『パルプ・フィクション』で俳優サミュエル・L・ジャクソン演じる殺し屋が人を殺害する直前に口にした暴力的な台詞を、ほぼ一字一句そのまま引用したものだった。

ヘグセスは、旧約聖書のエゼキエル書25章17節から引用された祈りの言葉だと説明したが、映画との関連性については言及しなかった。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事