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2026.04.18 07:00

原油価格の急落で米航空株が大幅高、ここ数十年で最速の復活劇

Michael M. Santiago/Getty Images

過去数十年で最速の復活劇

バークレイズのアナリスト、ヴェヌ・クリシュナは17日付けのレポートで、一時9%下落していたS&P500が回復するのに要した期間はわずか11営業日であり、これは少なくとも1990年以降では最速のスピードだったと指摘した。クリシュナによれば、同指数が史上最高値から直近の安値を経て、今週初めに再び新高値を更新するまでの期間は54営業日で、2020年以来のスピード復活となった。主に半導体株とメディア株が上昇を主導しており、バークレイズのデータによれば、これらの2つのセクターがS&P500の相場回復の45%以上を占めた。

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ドナルド・トランプ大統領が4月初めにイランとの停戦を発表して以来、市場は直近の高値圏まで戻っている。アナリストや証券会社からはイラン攻撃が経済に与える悪影響を警告する声がいまだ続いており、景気後退の懸念を指摘する声もある。一方、紛争の影響を判断するのは時期尚早だとする見方もあり、判断は分かれている。3月には原油高に伴う燃料価格の上昇や電気料金の値上がりが米国内を直撃し、インフレ率は1ポイント近く急上昇した。

停戦発表後の楽観ムードは、一部のエコノミストが今回の合意は投資家にとっての「完全な安全宣言」ではないと慎重な姿勢を示したことで、一時的に勢いを失った。また、イラン当局が米国による合意違反を非難したことで、停戦の脆弱性が懸念される場面もあった。しかしその後、イランとイスラエルがレバノンでの停戦で合意するなど、事態の沈静化を裏付ける追加の発表があったことで、市場の不安は和らいだようだ。

forbes.com原文

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翻訳=江津拓哉

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