画面越しの会議が日常になって数年。カメラをオンにするか、オフにするか。会議のたびに小さく逡巡する人は少なくないだろう。その奥に、見過ごされがちな事情があるのかもしれない。
日用品大手のライオンが、首都圏で働く20〜40代のオンライン会議利用者の女性を対象に実施した調査で、画面の向こう側に隠れたジレンマが浮かび上がった。
武器だと知りつつ封印する8割
調査では、ビジネスにおける豊かな表情(笑顔や口元の動き)について意識を尋ねている。「重要なビジネススキルのひとつだと思う」と答えた人は75.3%。「人間関係を円滑にすると思う」も同率の75.3%だった。表情が信頼関係を左右するという感覚は、かなり広く共有されているようだ。

ところが、「オンライン会議では、できれば画面オフにしたい(顔出ししたくない)」と思う人は77.8%に上った。武器だと認めたものを、ほぼ同じ割合が自ら封じているかたちだ。




