健康

2026.04.20 07:15

健診でC判定D判定が出ても4割が放置 再検査を受けない驚きの理由

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興味深いのは、内容を正確に理解できた人の受診率が66.9%に達するのに対し、結果をほとんど確認していない人の受診率はわずか26.7%にまで落ち込む点だ。また、未受診の理由も理解度によって異なり、結果を理解できた層は「自覚症状のなさ(26.9%)」や「忙しさ(23.1%)」を挙げる一方、理解できなかった層では「深刻度が判断できない(45.8%)」が突出して高い。つまり、結果を適切に読み解く工夫や支援が欠如していることが、受診という次の一歩を遠ざけているといえる。

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さらに、約67%の受診者が何らかの所見(B〜D判定)を指摘されている現状において、結果を見た後に「特に何もしなかった」と回答した人が約46%に上る点も看過できない。軽度の異常とされるB判定であっても41.9%が放置しており、異常のサインが具体的な行動に結びついていない。臨床現場の医師からは、受診の遅れによって治療の選択肢が狭まり、早期に対処すれば軽度で済んだものが深刻化するケースが少なくないと指摘されている。

健康診断の結果は、正しく活用されて初めて意味を成す。自己解釈で受診を先送りにさせることなく、専門的な数値を分かりやすく伝え、適切な診療科へと導く仕組みが求められている。

出典:Ubie「医療アクセス実態調査」より 

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文=飯島範久

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