ドナルド・トランプ大統領が主導する連邦準備制度理事会(FRB)への捜査が続く中、トランプは米国時間4月15日、ジェローム・パウエルFRB議長が自ら職を去らないなら「解任せざるを得ない」と述べた。トランプは、これまでパウエルの解任を「控えてきた」と主張しているが、正当な理由を示さずに彼を解任できる可能性は法的に低い。
FOXビジネスのインタビューで、トランプはFRB本部の改修工事に関する捜査を改めて正当化した。一方、法廷での判決では、この捜査はパウエルがトランプの望み通りに金利を引き下げないことを理由とした政治的動機に基づくものであるとの判断がすでに下されている。
パウエルの任期は5月で満了するが、彼は3月に、捜査が継続している間はFRBを去る「つもりはない」と述べている。また、トム・ティリス上院議員(共和党、ノースカロライナ州選出)は、捜査が終了するまでパウエルの後任候補の承認には投票しないと表明している。
トランプはFOXビジネスの番組司会を務めるマリア・バーティロモに対し、パウエルが辞任しなければ、彼を「解任しなければならないだろう」と語った。トランプはパウエルを「災厄」と呼び、これまでパウエルの解任を示唆しながらも「控えていた」のは、自身が「論争を呼ぶことを嫌う」ためだと主張した。
法的には、トランプがパウエルを解任できるのは「正当な理由」、つまり議長としての職務における重大な不正行為がある場合に限られる。そのため、解任を強行すればパウエルはトランプを提訴する可能性がある。
トランプはまた、パウエルの後任に指名したケビン・ウォーシュの承認をティリスが拒否する懸念について一蹴した。「素晴らしい人物になるかもしれない者の道を閉ざしたという負の遺産を、同議員は望まないはずだ」と主張した。
トランプはFRBへの捜査を継続すべきだと強調し、本部改修の費用が膨れ上がっていることを指摘し、この問題が「無能によるものか、汚職によるものか、あるいはその両方か」を「突き止めなければならない」と論じた。



