新CEOのジョシュ・ダマロが従業員に送ったメモによると、ウォルト・ディズニー・カンパニーは今週、「業務の合理化」を目的とした大規模な人員削減を発表した。この削減は、スタジオ、テレビネットワーク、スポーツ、エクスペリエンスを含むディズニーのメディア部門全体で約1000人の従業員に影響を及ぼす。
大きな打撃を受ける部門のひとつがマーベルだ。ニューヨークとバーバンクの両拠点で、人員が削減される。対象は映画・テレビ制作、コミック、フランチャイズ、財務、法務など、組織のほぼ全領域におよぶ。その中には、マーベル・スタジオのアカデミー賞受賞歴を持つビジュアル開発チームのほぼ全員も含まれる。
このチームは、『アベンジャーズ』から『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、そして『デアデビル』に至るまで、マーベルの映画・テレビ作品の「見た目」を形づくるアーティスト、イラストレーター、キャラクターデザイナー、環境デザイナー、その他の技術スペシャリストで構成されている。多くが10年以上にわたりマーベルで働いてきた。
部門のほぼ全員が解雇され、残るのはプロジェクトごとに必要なリソースを採用する調整を担う、最小限の正社員制作スタッフのみだという。人員削減を伝える報道やSNS投稿は、米国時間4月14日の昼過ぎから公私のチャンネルで出回り始めた。
人員削減に詳しい関係者によれば、今回の措置は、すでに発表されていたマーベル・スタジオの制作ラインアップ縮小に加え、ディズニーが打ち出した全般的なコスト削減と人員整理が主因だという。クリエイティブ業界で他の混乱を引き起こしてきたAIを理由に、これら特定の職種が廃止されたようではないようだ。
ビジュアル開発アーティストの一部は、常勤からプロジェクト単位の契約社員へと移行する見通しだ。ディズニーの動きは、エンターテインメント、広告、ビデオゲーム、メディア制作の各業界で、クリエイティブ職の大規模な雇用喪失が広がるなかで起きている。
「つらい状況であることは承知している」とダマロはメモに記した。「これらの判断は、彼らの貢献や、会社全体の強さを反映したものではない。むしろ、リソースをより効果的に運用し、事業へ再投資するために何が最善かを継続的に評価した結果である」



