ビットコイン価格は過去24時間で急騰し、7万5000ドルに達した(米国記事執筆現在)。昨年は苦戦を強いられていたビットコイン価格だが、直近の安値である6万ドルからは力強い反発を見せている。
そんな中、テスラを率いる億万長者のイーロン・マスクは、自身のプラットフォームであるXによって暗号資産が抱える課題を「修正」する準備を進める中で、「真の通貨(True currency)」という言葉を使い暗号資産コミュニティの期待を煽っている。
マスクはXで「真の通貨とは、変わらぬ友情である」と投稿した。これは、最近彼が語った未来の通貨は「エネルギー」であるという持論を踏まえた、彼特有の冗談交じりの表現だと考えられる。マスクのこれまでの発言を受け、暗号資産投資家の間では、彼が密かにビットコインを支持しているのではないかという憶測が広がっている。
マスクの投稿と並行して、Xのプロダクト部門長を務めるニキータ・ビアは、暗号資産業界にとって2025年は「過酷な1年だった」と述べ、Xが「課題を解決するための何か」をローンチすると示唆した。
ソラナ財団のアドバイザーも務めるビアは、Xに加わって以来、同プラットフォーム上の暗号資産コミュニティとは対立的な関係にある。今週も、「ユーザーはどこへ行ったのか」という問いに対し、「Xから暗号資産ボットを排除してみたら、残るのは永遠にお互いをラグプル(編集注:暗号資産に関連する詐欺の一種を表す言葉)しあうわずか2000人のユーザーだけだった」と毒気のあるユーモアを交えて投稿した。
3月、マスクはアーベ(Aave)の元最高製品責任者であり、コインベースがリリースしたベース(Base)でデザイン責任者を務めたベンジー・テイラーを雇用した。テイラーは、Xを含むSpaceX AIグループ全体のデザインを率いることになる。そんな中、独立したチャットアプリのXChatが17日にリリースされる予定だ。
マスクは同月、待望の決済機能であるX Moneyを4月中に開始することを明らかにした。このサービスは全米40州以上で展開され、個人間送金、銀行預金、デビットカード、キャッシュバック特典などを備えるほか、残高に対して6%の利回りを提供する。



