リーダーシップ

2026.05.01 10:15

「自分は他人よりも優れている」と考える人ほどイヤなヤツになる必然

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実際に、明らかに人使いの荒い人物が指導的なポジションにいる。遅かれ早かれいつかは問題になるのだが。

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そういうわけで、キャリアを築きたければ、手段を選ばない思いやりに欠けた相手に対して、自分を主張する必要がある。

ここではひとまず次のことを理解しておこう。

性格がいくらか荒っぽい人が、高いポジションにつくことは珍しくない、ということだ。

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神経の細やかな人や穏やかな人、慎重な人はしばしば不利な立場に立たされる。

それに、そのような人たちが成功し、人の上に立つことになれば、結局、その人も自分の不快な面を他人にさらすことになる。

この悩ましい事実を、社会心理学者が突きとめた。

人は出世すると、仲間に対して思いやりがなくなる傾向があるという。相手の要求を無視して、規則を自分の利益のために曲げようとする。

そして、自分がしていることがまったく正しいと感じている。

「ごまかし」が増える傾向も

スタンフォード大学ビジネススクールのデボラ・グルーンフェルド教授は、まさにこれに関する一連の実験をおこなった。

被験者は、権力を与えられたり、自分は他者よりも優れていると感じたりすると、仲間を気にかけなくなっていく。

彼らのマナーは悪くなり、協力的ではなくなっていく。

ポール・ピフやダチャー・ケルトナー、デイヴィッド・デステノといったほかの研究者たちも、これらの実験結果を認めている。

それどころか、さらに悪い事実も突きとめている。

人は権力のあるポジションにつくと、ごまかしたり、嘘をついたりだましたりすることに、ためらいがなくなるという。

とはいえ、注意深く観察する必要がある。

成功した人や、社会的な地位が高い人たちは悪い人間だ、ということでは決してない。

心理学者たちが発見したのは自然の法則ではなく、1つの傾向に過ぎない。

実際にどれくらい成功したのか、どれくらい裕福なのかといったことはあまり関係がない。

その状況において、成功者が自分自身をどのように評価しているかで決まるのだ。

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文=マティアス・ネルケ/講演者、作家

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