フィードバックを「変化につなげる」ためにやるべきこと
役に立つのは、あなたの言葉から相手が何を受け取ったのかを「まず確認する」ことだ。対立的にならないかたちで、あなたの意図をどう理解したのか言い換えてもらう。この1ステップを加えるだけで、双方が同じ話をしているかを把握でき、次へ進む前に表現を締め直す機会にもなる。
次に似た状況が起きたときに「見たい変化」を1つに絞って焦点を当てること。それが相手にとってどんな状態なのか、相手が実際に次の場面で試せるよう、非常に明確にする。フィードバックが抽象的すぎると、人は同意しても「次に何を変えるのか」がわからず、結局、元に戻ってしまう。ジョーイが同じ言葉を同じように解釈し続け、理解に足るほど教え方が変わらない状況に似ている。
フィードバックを受けるときに注意すべきこと
フィードバックを受ける側になったときは、反応する前に少し間を置くことが大切だ。その「間」があれば、結論へ飛びつくのではなく、聞いたことを吟味する余裕ができる。具体例を求めると、変化が求められる状態を正確に思い描けるようになる。
複数の人から似た指摘が寄せられている点にも注意を向けよう。それはたいてい、まだ直せていない課題を示している。次に同じ状況になったときに試すことを1つ選び、結果を見てほしい。
フィードバックに注意を払う価値がある理由
ジョーイは、自分が聞いたと思ったことに完全な自信を持っていた。職場でも、多くの人が同じように、自分が聞いたと思うフィードバックに自信満々である。違いがあるとすれば、あなたと同僚はおそらくジョーイよりずっと鋭いということだ。
人には「自分がすでに信じていることに合う情報」を優先しがちな傾向があると理解していれば、次に同じ反応をしても、いまほどもどかしくはならないだろう。


