ワーク・ライフ・バランスに優れた職業ランキング

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求人情報サイトGlassdoorは「ワーク・ライフ・バランスに優れた職業ランキング」を発表した。選定にあたっては同社のアンケート結果を参考にし、Glassdoorのサイトで200件以上の求人件数がある職業を対象とした。テック系の職種が多くを占めるが、リクルート関連や教員などもあり、仕事と家庭の両立が可能な職種は多様な分野に広がっていることが確認できた。

需要が多いテック・IT業界の中でトップは、データサイエンティストとSEOマネージャーだ。3位には人材スカウトの専門家であるタレント・アクイジション・スペシャリスト(人材ハンター)、さらにソーシャルメディア・マネージャー、臨時教員等の職種が続く。

これらの職業の報酬額には幅があり、データサイエンティストの年収は平均11万4,808ドル(約1,380万円)なのに対し、ソーシャルメディア・マネージャーの年収は4万ドル(約480万円)となっている。

フリーランスで行う仕事は、ワーク・ライフ・バランスが高い場合が多い。自分のペースで仕事ができるため、仕事と私生活のバランスが取りやすい環境をつくることができる。また、臨時で学校に勤務する臨時教員のポストも、仕事と私生活の両立には役立つかもしれない。しかし、Glassdoorによると、臨時教員の年収は平均2万4,380ドル(約290万円)に留まっている。

テクノロジーのおかげで仕事と家庭の境界線はますます曖昧になっているが、「理想のワーク・ライフ・バランスは個人や企業が目標値を設定して、それを管理することで実現可能になります」とGlassdoorの担当者は述べている。
同社が発表したワーク・ライフ・バランスに優れた職業トップ10は以下のとおり。

1位:データサイエンティスト
年収:11万4,808ドル(約1,380万円)
求人数:1,315件

2位:SEOマネージャー
年収:4万5,720ドル(約550万円)
求人数:338件

3位:人材ハンター
年収:6万3,504ドル(約760万円)
求人数:1,171件

4位:ソーシャルメディア・マネージャー
年収:4万ドル(約480万円)
求人数:661件

5位:臨時教員
年収:2万4,380ドル(約290万円)
求人数:590件

6位:リクルーティング・コーディネーター
年収:4万4,700ドル(約540万円)
求人数:446件

7位:UXデザイナー
年収:9万1,440ドル(約1,100万円)
求人数:338件

8位:デジタルマーケティング・マネージャー
年収:7万52ドル(約840万円)
求人数:640件

9位:マーケティング・アシスタント
年収:3万2,512ドル(約390万円)
求人数:384件

10位:ウェブデベロッパー
年収:6万6,040ドル(約790万円)
求人数:2,117件

文=キャサリン・ディル(Forbes)/ 編集=上田裕資

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