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2026.04.14 10:00

アンソロピック、米国政府と一般公開を見送った新AI「Mythos」について協議 対立続く中

Anthropicの共同創業者ジャック・クラーク(Kevin Dietsch/Getty Images)

Anthropicの共同創業者ジャック・クラーク(Kevin Dietsch/Getty Images)

Anthropic(アンソロピック)の共同創業者ジャック・クラークは、同社が新AIモデル「Claude Mythos」について米国政府と協議していると明らかにした。このモデルは危険性が高すぎるとして一般公開を見送っているものだ。今年初めには米国防総省との対立により同社はサプライチェーンリスクに指定されたが、それにもかかわらず政府との対話を続けている。

米国時間4月13日のSemaforのカンファレンスでクラークは、同社の立場は「政府はこうしたことを知っていなければならない」というものだと述べた。ロイターが報じている。

クラークは米国防総省との対立を「限定的な契約上の紛争」と表現し、アンソロピックが抱く国家安全保障上の懸念とは矛盾しないとした。

クラークは政府との協議の具体的な内容や、サプライチェーンリスク指定の解除について話し合っているかどうかについては言及しなかった。アンソロピックはフォーブスのコメント要請に対し、本稿執筆時点で回答していない。

セキュリティ脆弱性を悪用する能力をもつというMythos 

アンソロピックは先週「Claude Mythos Preview」を発表したが、現時点では一般公開の予定はないとも述べた。

同社はブログ記事で、Mythosは「すべての主要オペレーティングシステムとウェブブラウザ」のセキュリティ脆弱性を悪用する能力を持つと説明し、代わりにアップル、グーグル、AWS、マイクロソフトを含む40社の大手テクノロジー企業に、自社システムのセキュリティ強化のため早期アクセスを提供するとした。ニューヨーク・タイムズによると、スコット・ベセント財務長官も先週、米国の主要銀行にこのモデルについて警告したという。

アンソロピックと米国防総省

米国防総省は2月、紛争の末、アンソロピックをサプライチェーンリスクに指定するという異例の措置を取った。ピート・ヘグセス国防長官が同社のモデルへの「完全かつ無制限のアクセス」を要求したことがきっかけだった。アンソロピックのダリオ・アモデイCEOは声明で、同社がモデルに制限を設けているのは国内での大規模監視と自律型兵器への使用に限られると主張している。

この指定により、米国防総省の職員や請負業者はアンソロピックの技術を事実上使用できなくなった。アンソロピックは法廷でこの指定に異議を申し立てると表明したが、連邦裁判所の判事団はすでにトランプ政権側を支持する判断を下しており、先週この指定の一時的な解除を却下している。

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アンソロピックの最新AI「Claude Mythos」とは何か、なぜ一般に公開しないのか

forbes.com 原文

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