高ストレスなキャリアに潜む「見えないコスト」
ハーバード・ビジネス・スクールの報告によれば、慢性的な仕事上のストレスは、医療費の増大、燃え尽き症候群による離職、キャリアの中断、そしてそれらに伴う生涯賃金の低下と密接に関係している。
これらの経済的コストは、若い大卒者にとって特に深刻だ。重くのしかかる学生ローン、低い初任給、乏しい貯蓄といった状況下では、過酷なキャリアの負担に耐え抜くことは容易ではない。
こうした背景を踏まえると、前述した9つの職業は、初年度の年収10万ドルから始まり、将来的には最大16万1180ドル(約2574万円)の年収を得られるポテンシャルを持ちながら、慢性的なストレスによる長期的な代償を払うことなく、着実に資産を築くための道を提示しているといえる。
オーガスティンは、「年収10万ドルを得るには、絶え間ないプレッシャーや長時間労働、そして燃え尽き症候群を受け入れなければならない」という世間の常識は、必ずしも正しくないと話す。
「これらの職種に共通しているのは構造化だ」とオーガスティンは指摘する。「専門的な知見を深めることを重視し、知的刺激に溢れながらも、予測可能かつ持続可能なペースで働ける環境を好む人々にこそ、ふさわしい職業である」
そして彼女は最後に、自身のウェルビーイングを犠牲にすることなく、高い収益性を求める求職者にとって、これらの職業は考慮に値するキャリアだと結論付けた。


