今年も何千人もの学生が、AIがすでに担っている仕事に就くための学位を手にして卒業する。4年間を学びに費やし、借金まで背負った末に足を踏み入れるのは、ホワイトカラーの人員が日々何千人単位で削られていく雇用市場だ。ジャック・ドーシーの企業Blockは、従業員を40%削減すると発表した。Oracleも、AIインフラに注力するために最大3万人を解雇する可能性があると報じられている。
私が16歳のとき、キャリアアドバイザーの前に座り、2003年時点で存在していた職業の一覧から進路を選んだ。そのリストに「ソーシャルメディアマネージャー」はなかった。6年後、私はソーシャルメディアのエージェンシーを起業し、10年かけて事業を育て、2021年に売却した。私の経営学の学位にはマーケティングの科目があったが、ソーシャルメディアへの言及は一度もなかった。ビジネスの世界にとって、それは重要ではなかったのだ。
いま、AIで同じことが起きている。違いはスピードだ。AIが置き換える職種は、卒業生が学び直すのを待ってはくれない。ゴールドマン・サックスのレポートによると、世界で3億人分のフルタイム雇用がAI自動化の影響にさらされており、職業の3分の2が何らかの影響を受けると推計されている。
これらの大学学位は、大学がシラバス(授業計画)を更新できるよりも速いペースで経済的な価値を失っている。それでも、すべての学生に前へ進む道はある。ただし、価値がどこへ移ったかを知っていることが条件だ。
AIによって地位を失いつつある大学の学位
1. 汎用的な経営管理
AIは事業計画を作り、市場を分析し、戦略文書を書く。専門性のない広範なビジネス学位は、同じカリキュラムを学んだ候補者の群れの中にあなたを放り込む。ゴールドマン・サックスは、管理業務の46%がAIで自動化可能だと指摘したが、まさにその業務こそ、汎用的なビジネス学位の卒業生が担うよう訓練されてきた仕事である。
進む領域を決めるべきだ。金融、オペレーション、サプライチェーン、セールスリーダーシップ。どのビジネス知識であっても、場の空気を読む、チームを率いる、ビジョンを売り込むといった、AIが再現できないスキルと組み合わせることだ。ゼネラリストはふるい落とされ、スペシャリストが採用される。



