製品

2026.04.13 09:30

8万円でAirDropにも対応「Google Pixel 10a」はiPhoneを超えるか 日本限定モデルも投入

グーグルのAndroidスマートフォン「Google Pixel 10a」。6.3インチのコンパクトなサイズに多数のAI機能を詰め込んだ。価格は税込7万9900円

Quick ShareによるAirDrop対応のインパクト

グーグルは2025年11月に、ワイヤレスによるファイル共有機能「Quick Share」をアップルの「AirDrop」との間にも互換性を持たせて、ファイルの送受信を可能にした。

advertisement

最初はGoogle Pixel 10の上位シリーズから始まり、今年の3月以降はPixel 9シリーズの上位モデルにも対応機種が拡大した。さらにその輪はサムスンのGalaxy S26シリーズ、OPPOのFind X9などグーグル以外のメーカーによるAndroidデバイスを巻き込みながら広がっている。

グーグルによるPixelスマートフォンのスタンダードモデルであるaシリーズの中では、このPixel 10aが初めてQuick Shareを使ってAirDropができる。実際にMacユーザーである筆者もまた、Pixel 10aで撮影した写真や動画をワイヤレスで送受信できることを、とても大きな進化として実感している。

AirDropとの互換性を確立した最新バージョンのQuick Shareに対応したPixel 10a。iPhoneとの写真や動画、その他のワイヤレスによるファイル共有が簡単に行える
AirDropとの互換性を確立した最新バージョンのQuick Shareに対応したPixel 10a。iPhoneとの写真や動画、その他のワイヤレスによるファイル共有が簡単に行える

これまでiPhoneユーザーがAndroidへの移行を躊躇する大きな要因だった「ファイル共有の壁」が崩れた。この変革は今後、職場や家族間でのiPhoneとAndroidデバイスの混在を許容し、やがてはiPhoneからPixelへの乗り換えについても、現実的な選択肢として、多くのユーザーに意識させるだろう。

advertisement

Pixel 10aは価格の手頃さだけを訴求するスマートフォンではない。グーグルが培ってきた最先端のAI技術を意欲的に盛り込みつつ、先行するアップルのiPhoneのシェア獲得にも積極的に挑む、野心的なスタンダードモデルだ。

一方、アップルも税込9万9800円という比較的手に取りやすい価格で「iPhone 17e」を3月に投入したばかりだ。Pixel 10aの登場によって今後のシェア争いがどのように展開するのか、引き続き注目される。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
過去記事はこちら>>

編集=安井克至

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事