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2026.04.13 09:30

8万円でAirDropにも対応「Google Pixel 10a」はiPhoneを超えるか 日本限定モデルも投入

グーグルのAndroidスマートフォン「Google Pixel 10a」。6.3インチのコンパクトなサイズに多数のAI機能を詰め込んだ。価格は税込7万9900円

フラットな背面カメラ、持ちやすいスリムサイズ

スマートフォンとしてのハードウェアの構成要素に目を向けると、Pixel 10aは前モデルのPixel 9aと同じ「Tensor G4」チップと8GBのRAMを搭載した。

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昨年秋に先行発売されたPixel 10ファミリーは、ひとつ新しい世代の「Tensor G5」チップにより統一されているが、Pixel 10aはあえて前世代のTensor G4を選択した。その理由をグーグルの阿部氏は「パフォーマンスと安定性、そしてコストメリットの最適解だから」と説明している。

筆者もPixel 9aや上位モデルのPixel 10 Proシリーズとのパフォーマンスの違いにも意識を向けて、Pixel 10aを試用してきた。実使用において顕著な差を感じる場面は少ない。Gemini AIの動作も快適だ。

特筆すべきはデザインの進化だ。Pixel 10aは背面が完全にフラットな設計となり、Pixel 9aまでわずかに残っていたカメラユニットの張り出しが解消された。背面を下にしてテーブルなどに置いてもグラつくことがない。カメラバーの張り出しが大きいPixel 10 Pro XLと比べると、日常的な使い勝手の違いとしてその差は顕著に現れる。

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左側のPixel 9aは背面カメラユニットの周囲にわずかな出っ張りがあった。右側Pixel 10aは完全にフラットな形状になった
左側のPixel 9aは背面カメラユニットの周囲にわずかな出っ張りがあった。右側Pixel 10aは完全にフラットな形状になった

本機のデザインを担当したグーグルのインダストリアルデザイナー、松岡良倫氏によれば、本体の厚さをPixel 9aとほぼ同等の約9ミリ(0.1ミリ増)に抑えつつ、全体をスリムに仕上げられた背景には「内部構造の見直し」が大きく寄与しているという。

Pixel 10aでは、前面のディスプレイ側と背面にあるバッテリーユニットとの間に、骨格となるミッドフレームを配置する構造を採用した。そのうえでアルミニウム製フレームを0.5ミリ単位で細かく削りながら薄肉化し、さらに繰り返し耐久テストを重て、薄さと強度のバランスを丁寧に突き詰めた。

6.3インチの有機ELディスプレイには、米コーニング社の強化カバーガラスを組み合わせて、前面部の耐久性能も高めた。同じ6.3インチのPixel 9aと比べて、Pixel 10aは横幅のサイズがわずか0.3ミリだが細身になった。質量は3グラム軽量化された。

スマートフォンはなるべく軽快に持ち歩けるサイズ感、デザインを好む方にはPixel 10aが絶好の選択肢になる。

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編集=安井克至

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