パキスタンの仲介のもと、イラン当局者とJ・D・バンス副大統領率いる米国代表団との和平協議が米国時間4月12日まで延長される可能性が出てきた。11日に行われた2回の交渉は数時間に及んだと報じられているが、協議の詳細についてはほとんど公表されていない。
ニューヨーク・タイムズは11日午後、イラン当局者と国営メディアの情報として、協議が12日まで延長される可能性があると報じた。ホルムズ海峡が交渉の争点となっており、米国は即時再開を要求している一方、イランは最終的な和平合意が成立した後にのみ再開すると主張している。
イランはまた、米中央軍が11日早朝に発表した、米軍艦艇2隻がホルムズ海峡を通過したとの主張を否定した。イランが先月同海峡を封鎖して以来、初めての通過とされていた。トランプも、米国が「世界中の国々への恩恵として、ホルムズ海峡を掃海している」と主張していた。
匿名のパキスタン当局者はAP通信に対し、米国とイランの協議は「順調に進展している」と述べた。
バンスは、スティーブ・ウィトコフ特使およびジャレッド・クシュナー特使とともに米国代表団を率いており、パキスタンの仲介のもとイラン当局者と対面で会談しているとされる。パキスタンへ出発する前、バンスは協議が「前向き」になることに期待を示しつつ、イランに対して「我々を手玉に取ろうとするな」と警告した。
米国とイランの指導者は11日の早い時間、パキスタンの仲介者と個別に会談した。パキスタンのシェバズ・シャリフ首相は今回の交渉を「成否を分ける局面」と呼んだとニューヨーク・タイムズが報じた。
トランプ、ホルムズ海峡で(機雷の)「排除作業」を宣言
トランプは11日朝、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、「フェイクニュース・メディア」を激しく批判した。イランが優勢だと示唆する報道に対し、「実際には誰もが知っているとおり、彼らは完敗しつつあり、しかも大差で負けている!」と主張した。
トランプは、イランの海軍・空軍・対空装備、ドローンおよびミサイル能力が「大半は壊滅した」と主張し、同国の「長年の『指導者』はもはや我々のもとにいない。アッラーに讃えあれ!」と付け加えた。
また、米国が「世界中の国への好意として」、ホルムズ海峡の(機雷の)「排除作業」を開始しているとも主張。中国、日本、韓国、フランス、ドイツを名指ししたうえで、これらの国々には「自分たちでこの仕事をする勇気も意思もない」と述べた。



