停戦の脆弱さが露呈、レバノンへの攻撃が欧米首脳の懸念招く
米国とイランの協議が行われるのは、トランプが2週間の停戦を発表してから数日後のことだ。停戦発表の前までトランプは、イランがホルムズ海峡の再開に同意しなければ「文明全体が今夜死に、2度と戻ってこない」と脅していた。
しかし中東では攻撃が続き、イスラエルがレバノンへの攻撃を実施して300人超が死亡するなど、停戦の脆弱さが露呈している。イランは、レバノンへの攻撃は停戦違反だと述べたが、米国とイスラエルはレバノンは停戦の対象ではないと主張している。
欧州委員会副委員長でEUの外交トップであるカヤ・カラスを含め、複数の世界の指導者は、停戦が維持されるかに疑問を呈している。カラスは当初停戦を称賛したものの、イスラエルによるレバノン攻撃が「米・イラン停戦に深刻な負荷をかけている」と警告した。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、停戦合意がレバノンを含まない限り「信頼できる持続的なものにはならない」と述べた。ドイツのフリードリヒ・メルツ首相も、レバノンへの攻撃が「和平プロセス全体を頓挫させかねない」と警告した。
イスラエルとレバノンの交渉、来週にも開始の可能性
イスラエルとレバノンの交渉は来週にも始まる可能性があるとAP通信が報じている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は9日、「できるだけ早くレバノンとの直接交渉を開始する」と述べた。ネタニヤフ首相は同日、イスラエルは「力をもってヒズボラを攻撃し続け、治安を回復するまで」止めないとも述べた。
米国とイランの交渉の最中、トランプはゴルフ場へ
米国とイランの交渉が始まる中、トランプは11日午前、ワシントンD.C.郊外のトランプ・ナショナル・ゴルフクラブでの会合のため、バージニア州へ向かうと、トゥルース・ソーシャルに投稿した。同じ投稿でトランプは、バージニア州知事のアビゲイル・スパンバーガーを攻撃し、増税を課して州民を州外へ追い立てていると主張した。


