北米

2026.04.11 14:00

イラン攻撃が米国経済を直撃、エネ価格が2005年以来最大の上げ幅

Mario Tama/Getty Images

FRBはどう動くか、金利政策への影響

インフレ率が上昇する中、FRBが今後の会合で利下げを支持する可能性は低い。複数のFRB当局者はここ数週間、利下げのためにはインフレ率が2%の目標に向う兆候が見られる必要があるとしてきたが、彼らの多くは、イラン攻撃が消費者物価に与えた影響を語るには時期尚早であると述べている。政策金利の誘導目標を現状の3.5%から3.75%の範囲に据え置くことを決定した後、ジェローム・パウエルFRB議長は、インフレ率の改善が見られなければ「利下げを行うことはない」と語った。

advertisement

エネルギー市場の混乱が消費者物価に悪影響を与えるとの予想は多く、アナリストたちはイラン攻撃の長期化がリセッション(景気後退)を引き起こす可能性があると警告している。ドナルド・トランプ大統領が今週初めに停戦を発表した後、原油価格は一時的に急落したものの、合意が崩壊する懸念や米同盟国からの批判がふたたび燃料価格の上昇を招いている。

過去1年間にわたって燃料価格と公共料金が上昇するという現状は、トランプが大統領選挙中に掲げた「エネルギー価格を最大50%引き下げる」との公約からはほど遠い。イラン攻撃が始まる前でさえ、2026年1月までの12カ月間で電気料金は6%以上上昇している。これは総合インフレ率2.5%の2倍以上に相当する数字だ。家庭用電気の平均価格も、2025年1月の1キロワット時あたり0.16ドル弱から、同11月には0.1778ドルへと11.5%上昇した。また、2024年から2025年にかけても3.4%上昇している。

forbes.com原文

advertisement

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事