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2026.04.11 13:00

ネタニヤフの刑事裁判がイランとの停戦後に再開へ、本人は証言の延期を要求

Nathan Howard - Pool/Getty Images

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イランとの停戦合意が進む中、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対する刑事裁判が米国時間4月12日に再開される見通しだ。一方、ネタニヤフは10日に自身の証言を延期するよう要請している。彼が自身の利益のためにイランとの紛争を長引かせているのではないかという陰謀論が渦巻く中、数年におよぶ法的手続きがさらに長期化する可能性がある。

イスラエルの裁判所は9日、ネタニヤフに対する裁判を今週末に再開すると発表した。これはイスラエルが非常事態宣言を解除したことを受けたもので、同国の裁判所は2月下旬以降、緊急を要する手続きを除いて閉鎖されていた。

ロイター通信によると、ネタニヤフの弁護士は10日の裁判所への提出書類の中で、中東での「劇的な出来事」に関連する「機密事項である安全保障上および外交上の理由」を挙げ、ネタニヤフによる証言を「少なくとも2週間」延期するよう求めた。

ネタニヤフは詐欺、収賄、および背任といった容疑で起訴されているが、本人はその起訴内容を否定している。公判は2020年に始まった。しかし、イスラエル国内における軍事行動、特に2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃とその後のガザ紛争によって訴訟手続きが一時的に中断されるなど、これまでに何度も延期が繰り返されてきた。

ドナルド・トランプ大統領は、ネタニヤフに対する裁判を「魔女狩り」だと非難し、イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領に対して恩赦を与えるよう繰り返し圧力をかけてきた。直近では3月に、「ビビ(ネタニヤフの愛称)にとってイランとの戦争以外に厄介なことが存在してほしくない」と述べていた。

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翻訳=江津拓哉

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