2026.04.26 11:00

ホンダが日本導入を決めた米国生産「パスポート」ってどんなクルマ?

ホンダ パスポート トレイルスポーツ(Honda)

ホンダ パスポート トレイルスポーツ(Honda)

ホンダは、米国で生産する大型SUV「パスポート」を日本市場に導入し、2026年後半より発売すると発表した。日本市場に導入されるのは、オフロード性能を高めた上級グレードの「TRAILSPORT ELITE(トレイルスポーツ エリート)」になるという。米国では2025年に現行型にフルモデルチェンジしたこのホンダ パスポートの紹介記事を、米Fobesよりお届けする。

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ホンダ車のラインナップにおいて、「パスポート」という名前には30年を超える歴史がある。同社初のSUVとしてその初代モデルが米国で発売されたのは1993年のこと。ただし、それから9年間に販売された初代と2代目モデルは、基本的にいすゞ自動車から供給を受けた「ロデオ(日本名:ミュー・ウィザード)」のバッジを付け替えたOEMモデルだった。その後、自社で開発・生産を行う「CR-V」「エレメント」「パイロット」といったホンダ製SUVが登場すると、パスポートは2002年にラインナップから外された。

しかし、ホンダは2019年、パイロットをベースに全長を短縮した2列シート版にその名前を復活させる。そして2025年に「2026年モデル」としてフルモデルチェンジしたパスポートは、アドベンチャー/ライフスタイル方面で競争力を高めようと、オフロード性能を備えたSUVへと方向性をシフトさせた。

ホンダ パスポート トレイルスポーツ(HONDA)
ホンダ パスポート トレイルスポーツ(HONDA)

このことを最も明白に表しているのは、1997年から2002年まで販売されたいすゞ製の2代目モデルを、多くの点で思い起こさせるデザインだ。先代よりもずんぐりした角ばったボディに、平らなボンネットが前端まで伸び、フロントガラスの傾きはわずかに直立に近くなった。後部座席用ドアの後方に跳ね上がったベルトラインも同様の角度に揃えられている。

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ホイールベースは約70mm長くなり、代わりにフロントのオーバーハングが切り詰められた。全長は約61mmだけ長くなったが、アプローチアングル(前輪が急坂や岩などの障害物を乗り越えようとする際に、車体前端の最下部と地面が接触せずに通過できる角度)は21.1度から23度に広がった。前後のトレッドはそれぞれ約33mm / 38mm拡大されたため、安定性が高まっているはずだ。

サスペンションは新設計だが、前マクファーソンストラット / 後マルチリンクという形式は先代と変わらない。荒れた地形で足回りの構成部品が曲がってしまうのを防ぐため、サスペンションアームは鍛造鋼、ナックルは鋳鉄製となっている。

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翻訳=日下部博一

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