2026.04.26 11:00

ホンダが日本導入を決めた米国生産「パスポート」ってどんなクルマ?

ホンダ パスポート トレイルスポーツ(Honda)

フロントフェイスは先代より薄く垂直に近くなったことで、トヨタ 4ランナーやランドクルーザー、フォード ブロンコ、ランドローバー ディフェンダーなどの典型的なオフロードSUVに倣ったデザインになった。端正で、確かに先代よりもオフロード志向の印象を与えるが、先に挙げた他のオフロードSUVが走破できる地形に、実際にパイロットも立ち向かうことができるかどうかは、わからない。最低地上高は先代から約5.8mmしか拡大されていないし、ホンダはパスポートのランプブレークオーバーアングル(丘の頂上や障害物を乗り越える際に、車体中央の底部を擦らずに通過できる角度)を公表していない。また、デパーチャーアングル(車両が急坂や障害物から降りる際に、車体後端の最下部と地面が接触せずに通過できる角度)は、先代の24.3から現行型の「RTL」モデルでは27.1に向上しているものの、「トレイルスポーツ」系は23.1に減っている。

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ホンダ パスポート トレイルスポーツ(HONDA)
ホンダ パスポート トレイルスポーツ(HONDA)

ただし、現実的なオフロード走破性において重要な要素は、車体底部の脆弱な部品を保護する装備であり、パスポートのトレイルスポーツ系には、オイルパンやトランスミッション、燃料タンクを覆うスチール製のプレートが装着されている。フルサイズのスペアタイヤもオプションとして用意される。

パスポートは全車とも18インチのホイールが標準装着されており、これは好ましい兆候だ。これ以上に大径のホイールとサイドウォールの薄いタイヤは、オフロードでは論外だ。RTL系モデルが標準で履くのは265/60R18サイズのオールシーズンタイヤであり、これは見た目はともかく、オフロードよりもむしろショッピングモール巡りが向いている。トレイルスポーツ系のモデルは、275/60R18とより大きなゼネラルタイヤのオールテレインタイヤ「グラバー」が装着されているので、様々な環境で満足のいく性能を発揮するはずだ。

ホンダ パスポート トレイルスポーツ エリート(HONDA)
ホンダ パスポート トレイルスポーツ エリート(HONDA)

エンジンは、直噴ガソリン3.5リッターV型6気筒という排気量や型式は先代と同じだが、先代のSOHCから現行型ではDOHCに変更されており、最高出力は280hp/6000rpmから285hp/6100rpmにわずかに向上した。最大トルクは262 lb-ft(約355Nm)と数値自体は変わらない(発生回転数は4700rpmから5000rpmにわずかに高くなった)。オートマチックトランスミッションはギアが1段増えて9速から10速になった。

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翻訳=日下部博一

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