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2026.04.10 11:00

トランプ、ホルムズ海峡確保に向け「期待外れ」のNATOに圧力

Anna Moneymaker/Getty Images

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米国時間4月7日に発表された停戦合意の条件をめぐって米国とイランが対立する中、ドナルド・トランプ大統領は閉鎖が続くホルムズ海峡の安全確保に向けて北大西洋条約機構(NATO)加盟国への圧力を強めている。

8日にホワイトハウスでトランプと会談したNATOのマルク・ルッテ事務総長は、ホルムズ海峡における米国への支援について、トランプが数日以内に支援の確約を求めていることを一部の加盟国に伝えた。複数のメディアがこれを報じている。

トランプは9日、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、NATO加盟国は「非常に期待外れ」であると非難し、「彼らは圧力をかけられない限り何も理解しない」と主張した。

一方、ホルムズ海峡の大部分は閉鎖されたままであり、イランは通過する船舶に対し許可を得るよう求めていると報じられている。米国とイランは、イスラエルが攻撃を続けるレバノンでの停戦が合意に含まれるかどうかをめぐって意見が食い違う。

イランのモハンマド​バゲル・ガリバフ国会議長は9日、Xへの投稿で、イスラエルによるレバノン攻撃は「明確な代償と強力な応酬を引き起こすだろう」と述べた。

ガリバフはレバノンとイランを「抵抗の枢軸」と呼び、彼らは「停戦の不可分な一部」であると主張した。米国とイスラエルがレバノンについては合意に含まれていないと主張する中、ガリバフはそこに「否定や撤回の余地はない」と断言した。

トランプは8日の投稿で、イランが「核兵器の放棄」や海峡の再開を含む合意に従わない場合、攻撃を再開し、それは「より大きく、より良く、より強く」なるだろうと警告した。

ブルームバーグによれば、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は8日の電話会談でトランプに対し、イランとの永続的な和平合意に達した場合には、ドイツも海峡の安全確保を支援すると伝えた。また、メルツは9日にもNATO同盟を維持することへの「強い関心」を表明している。メルツは「この同盟は少なくとも現時点では何物にも代えがたいものであり、米国大統領と共にさらに発展させていきたい」と述べたほか、ホルムズ海峡の安全確保の指令は国連安全保障理事会から出されるのが理想的だとした。これらの動きとは別に、英国主導の40カ国連合が紛争終結後における海峡の安全確保に向けて組織されているが、この計画の実施時期は不透明だ。

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翻訳=江津拓哉

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