ホルムズ海峡はいまだ閉鎖状態にあるとの声も
イランのサイード・ハティブザデ外務次官は9日付けのBBCのインタビューで、米国が「侵略」を辞め、イスラエルがレバノン攻撃を停止すれば、国際規範と国際法に基づき船舶の安全な通過を認めると述べた。182人が死亡したとされる8日のイスラエルによるレバノン攻撃は、停戦合意への「重大な違反」であるとも非難している。彼は、イランは「中東のすべての人々」に停戦合意を遵守するよう求めたとし、米国に対しても「自国の同盟国に対して同様の対応を取ること」を期待すると述べた。
海運調査会社のロイズ・リスト・インテリジェンスによると、停戦初日に海峡を通過した船舶はわずか3隻だった。また、ケプラーのデータによれば、8日に通過した船舶は5隻で、3月末以来の低水準となった。アブダビ国営石油会社のCEOも、ホルムズ海峡への「アクセスは制限され、条件が課され、コントロールされている」とし、イランが船舶に対して許可の取得を「強要している」と非難した。一方のハティブザデはBBCに対し、イランは「間違いなく安全な航行を確保する」と語ったが、ホルムズ海峡は「国際水域」ではないと論じ、同海峡の安全な通航は「イランとオマーンの善意」に依存していると主張している。
また、イランは海峡中央部が「機雷との衝突の危険」がある危険地帯だとする地図を公開し、イランにより近い代替ルートの選択を促している。これにより、同国は世界の石油の20%が通過するホルムズ海峡への直接的な支配を強めようとしているとの見方がある。
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Iranian Navy: Due to the past war situation & possible anti-ship mines in the main traffic zone of the Strait of Hormuz (per attached map), all vessels are advised to coordinate with the #IRGC Navy and use alternative routes until further notice.#Iran #Hormuz#MaritimeSafetypic.twitter.com/bSu01Sn1u9— Consulate General of the I.R. Iran in Mumbai (@IRANinMumbai) April 9, 2026advertisement
パキスタンは11日に米国とイランの代表団による和平交渉を主催する予定だ。米国側はJ・D・バンス副大統領が率い、スティーブ・ウィトコフ中東担当特使や、トランプの娘婿にあたるジャレッド・クシュナーも参加する見込みだ。イランのレザ・アミリ・モガダム駐パキスタン大使は、代表団が9日夜に到着するとXに投稿したが、後に削除した。パキスタン政府は首都周辺の警備を強化し、2日間にわたり学校や政府機関を閉鎖する措置を取っている。


