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2026.04.10 08:00

英スターマー首相がトランプの価値観に疑問符、各国は停戦合意に不信感

Frank Augstein - WPA Pool/Getty Images

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イスラエルとレバノンの直接交渉が来週、ワシントンD.C.で開始される見通しだ。AP通信およびアクシオス(AXIOS)の報道によれば、この交渉は、イスラエルによるレバノン攻撃を受けて混乱する米国とイランの停戦努力を進展させる可能性がある。

同報道によれば、1948年のイスラエル建国以来、法的には戦争状態にあるイスラエルとレバノンの交渉は米国務省で行われる予定だ。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は米国時間4月9日、レバノン側から「繰り返しの要請」があったとし、「できるだけ早くレバノンとの直接交渉を開始する」と述べた

ネタニヤフは、レバノンで活動する武装組織ヒズボラの武装解除が和平交渉の焦点になると述べ、「レバノン首相が9日に行った非武装化の呼びかけをイスラエルは高く評価する」と付け加えた。

レバノンのナワフ・サラム首相は先月にもヒズボラの軍事活動の禁止を求めていた

ネタニヤフは9日午後に公開された動画声明の中で、レバノンにおいて停戦は存在しないと述べ、安全を取り戻すまでイスラエルは「ヒズボラを強力に攻撃し続け、それを止めることはない」と語った。

ドナルド・トランプ米大統領はNBCニュースに対し、交渉成功の可能性を高めるため、イスラエルに対しレバノンへの攻撃を控えるよう求めたことを認めた。トランプはイスラエルが作戦を「縮小している」とし、イランとの和平合意についても「非常に楽観的」であると述べた。また、「彼らが合意に達しなければ、それは非常に苦痛を伴うことになるだろう」と付け加えた。

トランプは7日、米国とイランの停戦を発表し、両国は体制転換や核の安全保障について「緊密に協力」すると述べた。この停戦は、トランプが「今夜、文明全体が壊滅し、二度と戻ることはないだろう」とイランへのさらなる攻撃を警告した直後に行われた。

それから1日も経たないうちに、イランはイスラエルのレバノン攻撃を受けて、米国側が停戦協定に違反していると非難した。レバノンの民間救助隊によれば、この攻撃で少なくとも300人以上が死亡し、1165人が負傷した。これを受けてイランは、トランプがこの紛争を通じて奪回、もしくは再開を目指していた石油輸送の要衝であるホルムズ海峡を閉鎖した。

イランへの対応として、トランプとJ・D・バンス副大統領は、イランは停戦協定について誤解しており、レバノンについてはその合意に含まれていないと主張した。バンスは、レバノンをめぐる論争はイランがレバノンも合意に含まれているとの「正当な誤解」から生じたものだが、米国は「そのような約束は1度もしていない」と述べた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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