Close

Forbes JAPAN 会員登録で
3,000円分のギフト券が当たる!

PICK UP

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

金融市場に関する記事を中心に執筆

米国のメディア女王と評されるオプラ・ウィンフリー。(Photo by Mike Windle/Getty Images for TWC)



「世界中で数百人の女性がダイエットに成功した」と宣伝する減量プログラム企業、米ウェイト・ウォッチャーズ(Weight Watchers)の株価が急騰した。これは米国のメディア界の女王として知られる、オプラ・ウィンフリーが同社株の10%を取得したとの発表を受けたもの。当局への報告書によると、ウィンフリー氏は総額4300万ドル(約51億円)を出資する。また、株式5%を追加取得するオプションも受け取る。

「このプログラムの良さを心から実感し信頼しているからこそ、この会社に出資することに決めました」とウィンフリー氏は述べた。ウィンフリー氏は、同社の取締役会にも参加し、アドバイザーの役割も担う。このニュースを受け、ウェイト・ウォッチャーズの株価は92%上昇、1株につき6ドル27セント値を上げた。同社CEOのジム・チャンバース氏は次のように述べた。
「私たちは人々が単に体重を減らすだけでなく、健康的で幸せな生活を送れるよう、お手伝いをさせていただく。 そのためにオプラの力を借りたいと考えています」

今回のオプラの出資についてスタンダード・アンド・プアーズのアナリスト、Efraim Levyはこのように記した。

「今回の件は、ウェイト・ウォッチャーズの売り上げを大幅に伸ばすことになるだろう。広告塔として、あのオプラ・ウィンフリーが動いてくれるのだ。同社にとってはアクティビスト投資家(もの言う投資家)効果そのものだと言える」

しかし、その「オプラ効果」がどこまで利益をもたらすのかは不明だ。
「オプラが会社の顔になることで入社希望者は増えるでしょう。しかし、競争激化の中でウェイト・ウォッチャーズには、他社との差別化が重要であることに変わりはない」とシティバンクのアナリストは記した。

無料のフィットネスアプリやウェアラブルデバイスの登場は、ウェイト・ウォッチャーズにとって逆風だ。加入者が大幅に減少し始めたところで、ウィンフリーは出資に打って出た。フィットネストラッカーのFitbitは今夏のIPOを成功させ、同社株は公開時から84%も上昇した。

その一方、ウェイト・ウォッチャーズの株価は下落している。10月16日時点で、今年度累計で68%、ここ12カ月では71%も値を下げている。
ウィンフリー氏は、今年発表されたフォーブス「米国で最も富裕な400名」で、推定総資産30億ドルで211位にランクインした。彼女は資産運用グループのフィデリティと並ぶ、ウェイト・ウォッチャーズの大株主の1人になる。

1963年創業のウェイト・ウォッチャーズは、顧客獲得とイメージ戦略の一環として、ジェニファー・ハドソン、ジェシカ・シンプソン、ジェニー・マッカーシーといったセレブらを同社の顔に起用。世界約30カ国でダイエットプログラムを展開している。

文=ローレン・ゲンスラー(Forbes)/ 翻訳編集=上田裕資

 

あなたにおすすめ

合わせて読みたい