気候・環境

2026.04.11 16:00

2026年、歴史的な「スーパーエルニーニョ」が発生する可能性 専門家が警鐘

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NOAAはENSOサイクルを検出し、過去との比較に用いるために「相対海洋ニーニョ指数(Relative Oceanic Niño Index)」と呼ばれるものを使っている。これは基本的に、影響を受ける海域における海面水温が平年とどの程度違うかを示すものだ。NOAAと欧州のモデルは、秋までにエルニーニョ状態になる可能性を示唆している。

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米国の気象も影響を受けるが、その傾向は地域によって異なる。エルニーニョ時のジェット気流パターンは、歴史的に大西洋海域でのハリケーン活動の減少と関連している。今後発表される季節予報にその影響がどう反映されるか、注目される。

「欧州中期予報センター(ECMWF)が発表した4月のENSO予測では、20を超えるアンサンブルモデルのメンバー全員が、6月中旬までに中程度から強いエルニーニョ状態を予測している」と、ボブ・ヘンソンとジェフ・マスターズはYale Climate Connectionsに寄稿した。さらに「10月については、ECMWFアンサンブルのおよそ半数が、主要なエルニーニョ監視海域(Niño3.4)の海面水温が季節平均を2.5度以上上回ると予測している」と続けている。歴史的には、この閾値がスーパーエルニーニョの基準とされてきたが、正式な定義は見当たらない。

過去の強いエルニーニョは1982〜83年、1997〜98年、2015〜16年に観測された。しかし、今回の現象はそれらすべてを上回る強さになる可能性がある。メディアは、過去1世紀以上で最強のエルニーニョになる可能性をすでに示唆している。実際にどうなるかはまだわからないが、世界最高水準の予測モデルのいくつかが一貫してこのシグナルを捉えている。このような一致が見られる場合、注意を払うのが賢明だ。

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forbes.com 原文

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