同社は10億ガロン超の水を節約しており、これは143万人が3年間飲める量に相当する。AloqiaはMIT SolveのGlobal Challengeの受賞企業であり、Fast CompanyのMost Innovative Companiesにも選ばれた。
「私たちは、持続可能な解決策も探しています」とハンナは言う。「営利である必要はありませんが、誰がユーザーで、なぜ対価を払うのか、そしてどうやって自立して続いていくのかというモデルが、非常に明確でなければならない。特に十分にサービスが行き届いていないコミュニティにとって、ある日もてはやされ、翌日には消えてしまう解決策は誰の役にも立ちません」
MIT Solveのポートフォリオの約34%は非営利組織で、残りは市場が解決できなかった問題を解く収益事業の企業である。ベネデットの歩みは、適切な創業者が適切なプラットフォームを得たときに何が起きるかを示している。
病院から遠く離れた場所へ血液を届ける
テミー・ギワ=トゥボスンは米国での初産が複雑な経過となり、輸血が必要になった。ナイジェリアに戻った彼女は、もしそこで出産していたら自分も赤ちゃんも助からなかったかもしれないと気づいた。彼女はラゴスでLifeBankを創業した。
LifeBankは地理情報システム、スマートな物流、WhatsAppを活用し、緊急性が高い一方でインフラが追いつかない地域の病院へ、血液と酸素を届けている。LifeBankは3500人超の命を救い、ナイジェリア全土の病院に1万3000パイント超の血液を届けてきた。2020年、同社はMerck for Mothers、USAID、DFC、Credit SuisseによるパートナーシップであるMOMs Initiativeから、助成金と投資として500万ドル(約7億9600万円)を受け取った。
「近さは、いくつかのものをもたらします」とハンナは言う。「洞察において非対称な優位性とも言える深い理解をもたらし、コミュニティからの信頼をもたらし、当事者性をもたらします。つまり、やり抜く力の代理指標になるのです。自分の人々を失望させたくない」。MIT Solveが選ぶ起業家の58%は、自分が解こうとしている問題と個人的なつながりを持つ。その当事者性こそが、快適な距離から提案する人物と、これらの創業者を分けるものとなる。


