新社会人が初めての職場に足を踏み入れ、期待と不安が入り混じるこの時期。すでに社会人経験を積んだ女性たちは、最初の一歩をどう振り返るのだろうか。
女性向け転職サイト「女の転職type」を運営するキャリアデザインセンターが、働く女性245名を対象に「新卒に戻れるなら?」をテーマに調査を実施した。浮かび上がったのは、経験を重ねたからこそ見えるあの頃の選択との距離感だ。
過半数が「同じ職場には戻らない」
新卒で最初に入社した会社の志望度を尋ねると、第一希望に入った人は30.3%。「希望はなく、受かった会社に入った」が32.1%で最多だった。約半数は、明確な意志で最初の職場を選んだわけではないようだ。

では、もし新卒に戻れるなら、同じ職場にもう一度入りたいか。「まったく入りたくない」が33.5%で最も多く、「あまり入りたくない」21.6%と合わせると、55.1%が「入りたくない」と答えた。「入りたい」は26.9%にとどまる。

一方で、新卒の就職先がその後のキャリアに影響するかという問いには、71.5%が「影響がある」と回答している。最初の就職先がキャリアを左右すると感じているからこそ、仕事の中身がよく見えないまま選んだあの頃の判断を、今の自分ならやり直したいと思うのだろう。
働いてわかった本当に就きたい仕事
興味深いのは、希望する職種の変化だ。新卒時に実際に配属された職種と、戻れるなら就きたい職種を比較すると、大きなギャップが見えてくる。
伸び幅が最も大きいのはクリエイティブ系で、新卒時の配属3.4%に対し、戻れるなら24.1%と20.7ポイントの上昇。次いで企画・マーケティング職が1.7%から20.8%へと19.1ポイント増えた。逆にサービス・販売系は23.4%から10.6%へ、営業職は11.5%から7.8%へと下がっている。

職種を選ぶ理由にも違いが表れた。事務・経理・人事系を選んだ人の最大の理由は「ワークライフバランスが取りやすそう」(50.8%)。一方、クリエイティブ系を選んだ人は「専門性・スキルが身につく」(59.3%)と「好きなことを仕事にしたい」(49.2%)が上位に並んだ。
安定と自己実現、仕事に求めるものの軸が職種ごとにはっきり分かれている構図が見て取れる。



