Forbes BrandVoice!! とは BrandVoiceは、企業や団体のコンテンツマーケティングを行うForbes JAPANの企画広告です。

2026.04.24 11:00

「効率化」から「経営戦略」へクリニック経営を再定義する「MEDISMA」構想

一度スマートな受診体験をすれば、患者はもう不便なクリニックには戻れない。では今後クリニックにはどのような施策が必要なのか。患者との接点づくりから予約、問診、会計、データ分析までを提供する「MEDISMA」構想をHERO innovation 代表取締役 平野義和に聞いた。


日本の医療業界は今、大きな転換期を迎えている。団塊世代の高齢化により医療需要は増加の一途をたどる一方、医療人材の不足、診療報酬(国が定める医療サービスの単価)の抑制、インフレによる経営コストの増加が同時に進行し、クリニックの倒産件数は過去最多(2025年帝国データバンク調べ)を記録。“近所で済ます”“目に付いたクリニックに飛び込みで診てもらう”などの従来型医療需要に依存した経営モデルでは生き残れない時代へ突入しているのだ。

患者の行動も、コロナ禍で広まったオンライン医療をきっかけに、この2、3年で大きく変わった。スマートフォンで情報を収集し、便利さや口コミ、待ち時間、設備の質で医院を選ぶことは今や当たり前だ。予約システムも必須条件になりつつある。医療機関も美容院などのサービス業と同様の競争環境に置かれはじめていると言える。つまり業務効率化による利便性の向上だけでなく、「いかに患者を集め、経営を安定させるか」という総合的かつ戦略的な視点が不可欠な時代に入ったと言えるだろう。

そうしたなか、医療機関の経営パートナーとして1万軒以上へサービス提供の実績をもち、全国4,500軒超のクリニックとの取引で現場をよく知るHERO innovationが、新たな医療ソリューション「MEDISMA(メディスマ)」構想を始動した。その狙いとは。

利便性が「付加価値」から「スタンダード」へと変わる医療現場

─クリニックの経営課題の変化のポイントを教えてください。

平野義和(以下、平野):これまでの医療は、「近所にある」「昔から通っている」といったシンプルな理由で来院につながる状況でした。一方で現場には人手に依存したアナログ業務が多く、業務効率化は後回しにされがちでした。私たちは、そうした医療現場に対し、ITの力で業務をスマート化し、スタッフの負担軽減を支援してきました。

この2、3年でオンライン予約、待ち時間削減などのIT化による効率化が都心部を中心に大きく進んだ結果、そうした利便性はある程度常識化されるようになりました。一方でIT化が進んでいない従来型のクリニックは、新規患者の来院が減少しているという二極化も進んでいます。そこにコスト上昇が重なり、国の診療報酬抑制の方針も加わって、クリニックの経営は厳しくなっています。

実際に現場に足を運ぶと、クリニック経営を持続可能にするための認知拡大・新規、再来院患者の獲得について提案を求める声が大きくなっていることに気づきました。

HERO innovationは、13年間にわたり医療特化型マーケティングを手がけてきた知見をもっています。そこに、2023年より注力している医療DXのノウハウをかけ合わせて、部分最適にとどまらない医療経営の全体最適へとかじを切りました。

来院のきっかけづくりから、予約・問診・決済・データ分析までを一気通貫で支援し、クリニック経営そのものを支える存在へ。つまり患者に選ばれ続けるための医療経営全体を改善するコンサルティング企業へと進化したのです。

MEDISMA(メディスマ)構想が実現する一気通貫型ソリューション

─御社の展開するMEDISMA(メディスマ)構想について教えてください。

平野:MEDISMA(メディスマ)は「メディカルスマート」の略称で、患者に選ばれるスマートなクリニックを実現する一気通貫型ソリューションです。マーケティングから診療体験、データ分析までを単一アカウントで統合することで、患者体験を大きく快適化すると同時に、提供する医療の質もデータ活用で上げることができます。

 具体的に言うと、新設クリニックの場合は約半年以上前から方針を練り、Web制作や広告運用によるマーケティング支援を行います。同時にオンライン予約と事前問診による来院前体験の向上、院内の業務効率化と待ち時間削減による診療体験の改善、そして自動精算機やキャッシュレス決済を含む会計と再来院の設計も行います。

これらのフェーズを自社で開発し、開業準備の段階から継続的に提供します。既設のクリニックの場合でも、どの電子カルテとも連携可能な柔軟性をもち、特定のベンダーに依存しない設計を行っているので、既存システムとの融合も可能です。

単なるシステム導入にとどまらず、専門人材である医療DXコンサルタントを各クリニックに配置し、それぞれの業務特性に合わせた導入支援と運営提案を行う柔軟性ももち合わせています。

─HERO innovationは、なぜ一気通貫のサービスを提供できるのですか?

平野:13年間の医療特化型マーケティングの知見と、自社開発のDXプロダクトを高い次元で融合させているからです。我々は現場の知見と開発力を自社で完結し独自のポジションを確立してきました。売り上げの約20%をエンジニア人材などの開発投資に充て技術力を強化しています。

データ活用により、MEDISMAは医療業界全体の質の向上に貢献する

─MEDISMAのデータ活用がもたらす医療価値について教えてください。

平野:次世代医療への貢献を見据え、MEDISMAを通じて得られる来院動機、問診データ、再診率、離脱率、会計データといった情報を統合的に活用していこうと考えています。来院経路分析や診療科別のベンチマーク提供なども踏まえたデータドリブンな経営支援が、ネクストステップの付加価値となるでしょう。

蓄積されたビッグデータは製薬企業との協業にも活用する方針で、適切なセキュリティと法規制を順守したうえで、匿名加工されたデータの医療政策立案やマーケティングへの活用も検討しています。

実際に、認知症領域におけるリーディングカンパニーであるエーザイ様とはすでに、軽度認知障害の早期診断と専門医紹介のための動線構築を目指した、当社のWeb問診システムを活用した実証実験を共同で開始しています。

─最後にForbes JAPAN読者にメッセージをお願いします。

平野:一度スマートな受診体験をすれば、不便なクリニックには戻れない。そうした患者に合わせた医療体験の刷新が、選ばれ続けるクリニックとしての経営基盤を構築するうえで急務だと考えています。政府・厚生労働省が推進する「医療令和ビジョン2030」とも足並みを揃え、中期経営計画「MEDISMA医療DXビジョン2030」のもと、クリニック経営の安定化と医療現場の業務効率化を推し進め、社会インフラの一翼を担っていきたいと考えています。

私たちのミッション「医療をもっとスマートに。」を胸に、医療従事者や業界関係者、社員とともに持続可能な医療環境の実現を目指していきたいですね。

HERO innovation
https://hero-innovation.com/


ひらの・よしかず◎福岡県出身。医療系IT上場ベンチャーに入社し、26歳で最年少営業部長に就任。29歳で退職後、2013年にHERO innovationを設立、代表取締役に就任。医業経営コンサルタントの資格ももつ。

Promoted by HERO innovation / text by Ryoichi Shimizu / photograph by Takao Ota / edited by Akio Takashiro