2025年、築地本願寺で開催された「はなまつり」にて、「お釈迦様が食べたかもしれないカレー」が振る舞われ話題になった。2500年前のインドの食文化を考察し、古代インドの文献を調べ研究者に取材し、できるだけ忠実に再現した幻のカレーだ。これがレトルトになって限定発売されることになった。
食に関するコンテンツ制作、商品開発などを行う企業「食欲」の代表でカレーとスパイスの専門家、竹中直己氏が、2025年、築地本願寺の「はなまつり」に出店。用意した200食のカレーは即完売した。これを受けて今回、竹中氏は、そのカレーを商品化し、クラウドファンディングサイトMakuakeにて提供を開始した。
このカレーを開発するにあたっては、古代インドの伝承医療「アーユルヴェーダ」などの文献を参考に、初期仏教の時代の食文化研究者に取材を重ねるなどして当時の材料を選定し、レシピを組み立てた。主な開発ポイントは以下の3つだ。
① 2500年前の食材

初期仏教の僧侶は労働が禁止されていたので、食料は托鉢で調達するしかなかった。托鉢には、供養されたものは選り好みせずいただくというルールがあったので、ヤギや鹿や豚などの肉も食べていたとする研究者が多い。そこでここでは鶏肉を使用。
② トマト、唐辛子、ターメリックは不使用

その当時はまだトマトと唐辛子はインドに伝わっていない。ターメリックは薬や染料として使われていたので、これらは使用しない。
③ 古代から伝わる7種類のスパイス

東インド地方で古くから伝わるミックススパイス「パンチフォロン」を参考に7種類のスパイスを投入。旨味を出すために仏教用語にも登場する乳製品「醍醐」を参考にヨーグルトも使用。

Makuakeでは2026年5月10日まで販売が行われる。Makuake限定セットには、カレーのほか『古代インド食文化研究レポート』、「再現レシピ」も付属する。All in型なので、購入すれば目標額に達しなくても商品を受け取ることができる。



