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2026.04.08 11:00

トランプ大統領、イラン攻撃を中止──突如「解決間近」と宣言、2週間延長

Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images

Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images

ドナルド・トランプ大統領は、パキスタンのシェバズ・シャリフ首相の要請に応じたとして「イランへの爆撃と攻撃」を延期し、米国とイランの紛争が突然「解決に近づいた」と発表した。「1つの文明全体を殺す」と脅してから24時間もたたないうちのことだ。

トランプ、停戦を発表──具体的な詳細は明かさず

トランプは、トゥルースソーシャルで「双方の停戦(a double sided CEASEFIRE!)」を発表し、米国が「すべての軍事目標を達成し、さらに上回った」と主張。「米国大統領として、また中東の諸国を代表して、この長年の問題が解決に近づいたことを光栄に思う」と述べた。

だがトランプは、具体的な詳細を示していない。この発表は、世界の同盟国からの厳しい批判に加え、共和党内の多くからも、戦争をあおる発言が一線を越えており解任につながり得るとの指摘が出た後に行われた。

イランのアラグチ外相、交渉が続く間の2週間は「ホルムズ海峡の安全な通行が可能」

イランのアッバス・アラグチ外相は投稿で停戦を確認し、イランへの攻撃が止まることを条件に、交渉が続く間の2週間は「ホルムズ海峡の安全な通行が可能になる」と述べた。

トランプの発表は、米東部夏時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)としていたトランプの期限を2週間延長し「外交が進む時間を確保する」よう求める投稿をパキスタンのシャリフが行った後のことだった。シャリフはさらに、善意の措置として、その2週間はホルムズ海峡を再開するようイランに求めた。

パキスタンは米国とイランの交渉において仲介役として浮上している。ホワイトハウスのカロライン・レビット報道官はポリティコへの声明で、トランプはパキスタンの提案について「認識している」とし、「回答は追って行われる」と述べた。

シャリフの要請の直前、トランプは「今夜、1つの文明全体が死ぬ。二度と戻らない。そんなことは望まないが、おそらくそうなる」とトゥルースソーシャルに投稿。「今夜、世界の長く複雑な歴史の中でも最も重要な瞬間のひとつが明らかになる」と付け加えていた。

トランプの投稿の直後、イラン政府報道官のエスマイル・バガエイはXに謎めいたメッセージを投稿した。「『文明国』の文化、理性、そして正義の大義への信念の力は、粗暴な力の論理に対して間違いなく勝利する」。

一方イランの複数メディアが、トランプが標的にすると脅した地点を市民が守るよう政権が呼びかけたことを受け、人々が橋や発電所の周囲で人間の鎖を作ったと報じた。国営・地方メディアに共有された写真が根拠として挙げられている。

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