北米

2026.04.08 08:30

米国内に広がるトランプの「強制解任論」、イランへの「文明抹殺」の脅しで

Alex Brandon-Pool/Getty Images

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ドナルド・トランプ大統領は、イランに対して、米国時間4月7日夜(日本時間8日午前9時)の期限までに米国の要求に応じなければ「文明全体」を抹殺すると脅迫した。このトランプの発言を受け、民主党議員やかつての保守派同盟者たちは、J・D・バンス副大統領と閣僚に対し、合衆国憲法修正第25条を発動して大統領を解任するよう求める声を強めている。

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トランプは7日午前、イランが東部時間午後8時までにホルムズ海峡を再開しなければ、「今夜、文明全体が死に絶え、二度と元に戻ることはないだろう」と述べた。

これを受け、民主・共和両党の重要人物たちは、トランプがイラン国民に対してジェノサイド(集団殺害)を画策していると批判した。また、バンスと閣僚に対しては、憲法修正第25条によるトランプの強制解任を求めている。

アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員(民主党、ニューヨーク州)、ロー・カンナ下院議員(民主党、カリフォルニア州)、メラニー・スタンスベリー下院議員(民主党、ニューメキシコ州)ら、少なくとも30人以上の民主党議員が、憲法修正第25条の発動が必要だと主張している。

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かつてのトランプ支持者であるマージョリー・テイラー・グリーン元下院議員、極右コメンテーターのアレックス・ジョーンズ、保守派作家のキャンディス・オーウェンズらも、同様の要求を行っている。

イリノイ州知事のJ・B・プリツカー(民主党)は7日、トランプを「一国を全滅させると脅す精神錯乱した狂人」と呼び、憲法修正第25条の発動は「とうにすべき時は来ている」と述べた。

また、グリーンはXへの投稿で、「憲法修正第25条を!!! 米国には爆弾1つ落ちていない。文明全体を抹殺することなどできない。これは悪であり狂気だ」と投稿した。

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翻訳=江津拓哉

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