経済・社会

2026.04.07 11:45

トランプは、プーチンや旧日本陸軍と同じ過ちを繰り返すのか

Belus - stock.adobe.com

イランは「米国の停戦提案を拒否した」と報じられるように、戦意は旺盛だ。100万人以上の兵員を動員しているという報道もある。一方、トランプ氏も1日の演説で「今後2、3週間で極めて強力な打撃を加え、イランを石器時代に逆戻りさせる」と息巻いた。かつて、東京大空襲など日本本土爆撃を指揮したカーチス・ルメイも、米空軍参謀総長時代にベトナム戦争で「(北)ベトナムを石器時代に戻してやる」と述べ、北爆を実施した。

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庄司氏は「ベトナム戦争の北爆が象徴しているように、エアパワーのみでは相手に決定的なダメージを与えられないと一般的に指摘されている。日本も米軍の空爆だけでポツダム宣言を受け入れたわけではない」と語る。しかも、第2次世界大戦末期に日独両国に対してなされたような大規模な戦略爆撃はイランに対しては行われていない。ましてや、トランプ氏がテヘランを無差別爆撃すれば、戦争犯罪との非難が米国内外で巻き起こり、さらなる支持率の低下は避けられない。米メディアなどはイランの橋などを破壊したと報じているが、イランの士気を低下させることは容易ではないはずだ。

このまま、米議会による承認が必要になる開戦後60日を過ぎれば、承認が得られずに「米国は勝利した」という捨て台詞を残して、撤退することになるのかもしれない。庄司氏は「人間は歴史から教訓を学ばずに、過去の過ちを繰り返している」と語る。トランプ氏はどの程度歴史を知り、正確に理解しているのだろうか。

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文=牧野愛博

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