ここ数年、海外投資家が日本のスタートアップにお金を出したとか、日本にオフィスや人を置いたとか、ニュースになることが増えてきました。筆者はEndeavorというグローバルなスタートアップ支援組織でメンターなどを務めていますが、実は(米国や中国などに限らず)世界各国の有望スタートアップを発掘しよう、投資しようというトレンドは大きな潮流になっています。
3月に、東京に20社のトップクラスのベンチャーキャピタルの、それもパートナー級が勢揃いしました。米国内でのイベントよりも、ハイレベルなメンバーが集まったと、参加者に感謝されました。日本の製薬会社の方々も驚いていました。つまり、現実のモーメンタムは、一人ひとりの認識の先を行っていたのです。
VC Panel Ⅰ「What Would It Take for Japan to Get on the Global VC Map?(日本のバイオテックは世界のVCマップに載れるのか)」についてご紹介した 日本のバイオテックは世界のVCマップに載れるか? 海外トップVCらの「証言」 に続き、本稿では続くパネルディスカッション、VC Panel II 「Being Active in Japan — Realities and Opportunities(日本での活動:その現実と好機)」についてご紹介します。
2026年3月26日、都内で開催されたJapan Biotech Showcase & Symposiumにおいて、日本のライフサイエンス・エコシステムの現在地と未来を展望するパネルディスカッション、VC Panel II 「Being Active in Japan — Realities and Opportunities(日本での活動:その現実と好機)」が行われました。
モデレーターを務めたF-Prime Capitalのロバート・ワイスコフ(Robert Weisskoff)氏をはじめ、日米を跨いで活動する8名の有力ベンチャーキャピタリスト(VC)が登壇。かつての「技術先行」から「患者中心」への転換、深刻なタレント不足への対策、そして日本市場に対する世界的な関心の高まりなど、「日本で活動することの現実」と「グローバル展開の機会」について、多面的な視点から議論が交わされました。