気候による身体不調が増加する6月
6月はメンタルや睡眠の不調が落ち着く一方で、身体症状が増加する傾向が見られた。だるさを感じた人が最も多く、むくみ、アレルギー症状、肌荒れといった身体的な不調が増加している。橋本医師は、この時期の不調の主因を「気象病」と説明。梅雨に伴う低気圧や高湿度が体調に影響を与えるとされる。精神的なストレスというよりも、気候そのものによる身体負荷が大きい点が特徴的だ。

6月病のメカニズム
受診にはつながらない「春の不調」
調査では、不調を感じた人の約85%が何らかのパフォーマンス低下を自覚していることも明らかになった。一方で、医療機関の受診をためらう理由として最も多かったのは「何科に行けばいいかわからない」であり、次いで「忙しい」「周囲に迷惑がかかる」が続いた。
また、対策としてはSNSで情報収集する人が多いが、それでも「何をすればいいかわからない」と感じる人が多く、情報の質や適合性に課題があることが示された。
「夏の不調」も油断ならず
今回の調査で明らかになったのは、「春の不調」はひと括りにできるものではなく、月ごとに原因が異なるという点だ。裏を返せば、自分の不調の正体がある程度わかることで、過度に不安になる必要はなくなるとも言えるだろう。対処法も異なる以上、「なんとなくつらい」と抱え込むのではなく、自分でコントロールできることもあるというのは安心材料のひとつになる。
悲しいことに、日本の不調は春だけで終わらない。7月から9月にかけては、体温に迫る猛暑と冷房による温度差という別の負荷が加わる。こうした環境は自律神経に影響を与える可能性があり、秋の入り口まで引き続き心身のバランスを崩しやすい。不調は特別なものではなく「誰にでもいつでも起こり得るもの」として捉え、自分なりの対処法を持つことが今後の生活において重要になりそうだ。


