リーダーシップ

2026.04.06 15:30

これまでのリーダーシップは通じない「困難な時代」に求められるの3つの資質

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リーダーシップはもともと単純ではないが、こうした時期には特に難しく感じられる。

60カ国・約6万人の成人を対象にしたギャラップ・インターナショナルの年末調査によれば、2026年が2025年より良い年になると考える人は37%にとどまり、希望のネットスコアはわずか+11だった。経済見通しはさらに厳しい。2026年に繁栄を見込む人は24%である一方、40%は困難を予想し、繁栄スコアは-16になったとギャラップは報告する。

対人関係という尺度で見ると、AIの採用拡大が不安材料になっている。ピュー・リサーチ・センターによれば、50%が、AIは職場内外で有意義な関係を築く能力を損なうと考えている(改善すると考えるのは5%にすぎない)。

こうした諸々の課題に向き合うなかで、誠実なリーダーほど「もはや効果的に導くことはできない」と感じやすい。だが、希望はまだある。ここでは、困難な時期にチームを率いるうえで活用すべき、3つの主要なリーダーシップ資質を挙げる。

「誠実さ」現実を否認せず、認める

リーダーとチームがいま乗り越えようとしている状況は、実際に厳しい。ギャラップによれば、63%が「質の高い仕事を見つけるには悪い時期だ」と答えており、2021年1月以来で最も悲観的な労働市場と報告されている。さらに、モルガン・スタンレーのような大手雇用主は、2025年に過去最高の収益を上げたにもかかわらず、従業員の3%を解雇している。不安や心配が広がるのも当然だ。現実と違うふりをしたり、過剰なポジティブさを演じたりすれば、リーダーであるあなた自身を含め、その場にいる全員に認知的不協和を生むだけである。

より戦略的で効果的なのは、素直に現実を認めることだ。解決策を持っている必要はない。多くの問題は、そもそもあなたが解決すべきものではない。だが、「これは難しい状況だ。そしていっしょに前へ進む方法を見つけよう」とチームに伝えることは、意味があるだけでなく、実行可能でもある。これを一貫して行い、さらに行動で裏づけることができれば、すべてが順調だと装うよりもはるかに、チームを落ち着かせ、奮い立たせる。

「自己認識」自分がコントロールできることに集中する

誰かを落ち着かせようとする前に、まずは自分の内側に目を向け、自分自身の足場を見つけることだ。私がコーチングしてきた多くのシニアリーダーに伝えてきたのは、こういうことだ。「あなたが健やかでなければ、部下も健やかではいられない」

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