F-15Eとほぼ同時刻、A-10「サンダーボルトII」墜落
ニューヨーク・タイムズによれば、A-10「サンダーボルトII」攻撃機が3日、ホルムズ海峡付近で墜落した。同機のパイロットは無事に救助されたが、なぜ、どのように墜落したのかを含め、詳細は不明だという。このA-10の墜落は、F-15Eがイランによって撃墜されたのとほぼ同じ時刻に発生したとタイムズは伝えている。
撃墜されたF-15E「ストライク・イーグル」
撃墜された機体はF-15E「ストライク・イーグル」だと、ニューヨーク・タイムズは報じた。空軍のファクトシートによると、F-15Eはパイロットと兵装システム士官の2人乗りで、空対空と空対地の両任務に用いられる。
同ファクトシートによれば、F-15Eの価格は3110万ドル(1998年固定価格。約49億円。1ドル=159円換算)となっている。ただしこの価格については、ウォール・ストリート・ジャーナルが以前、新型モデルは1億ドル(約159億円)近くに達し得ると報じている。
同ファクトシートによれば、同機は1980年代に設計され、イラクやアフガニスタンを含むさまざまな戦争で使用され、ミサイルや核兵器を搭載できる。最高速度は時速1875マイル(音速の約2.5倍)で、給油が必要になるまで2400マイル飛行できる。3月1日には、クウェート上空でF-15E「ストライク・イーグル」3機が、クウェート防空による友軍誤射だと米中央軍が述べた事案で撃墜された。乗員6人はいずれも安全に脱出した。
トランプは3日、2027会計年度の国防予算として1兆5000億ドル(約238.5兆円)を議会に求めた。前年度予算から40%の増加となる。ホワイトハウスは、この大幅な増額の財源として、「Woke(ウォーク)で、政治利用され、無駄が多い事業」の削減を目指すと述べた。またトランプは今週初めの非公開の昼食会で、軍事支出は社会サービス・プログラムより優先されるべきだと述べたと報じられている。「我々は戦争をしている。保育の面倒を見る余裕はない……保育、メディケイド、メディケア、こうした個別のものの面倒は見られない」とトランプは述べ、これらのプログラムは連邦政府ではなく州が負担すべきだと付け加えた。
トランプは3日早く、米国は「もう少し時間があれば」ホルムズ海峡を「容易に」再開できるとトゥルース・ソーシャルに投稿した。また「石油を手に入れ、大儲けすることもできる(TAKE THE OIL, & MAKE A FORTUNE)」と付け加えた。トランプはここ数週間、同海峡をめぐって矛盾する発言をしており、3月20日には「我々は海峡を使っていない。米国は必要としていない」と述べ、水曜日の国民向け演説では海峡は「自然に開く」と主張した。
トランプはここ数日、対イラン追加攻撃を繰り返し示唆しており、4月1日の国民向け演説でも言及した。トランプは米国が軍事目標を「ごく短期間で」「完遂」すると主張する一方、今後数週間でイランを「極めて強く」攻撃すると脅した。同じく先の演説でトランプは「協議は継続中だ」と述べ、2日にはトゥルース・ソーシャルへの投稿で、イランに対し「手遅れになる前に取引をしろ(MAKE A DEAL BEFORE IT IS TOO LATE)」と警告した。
ニューヨーク・タイムズによれば、イラン外務省報道官のエスマイル・バガエイは2日、現状の条件下で米国との交渉は不可能だと述べた。またイランは、同国が停戦を要請したというトランプの主張も否定した。


