ドナルド・トランプ米大統領はイランに対し、48時間以内に停戦に合意するかホルムズ海峡を開放しなければ「地獄の業火が降り注ぐ」と警告した。
同大統領は4日、自ら創設したSNSのトゥルースソーシャルに「私がイランに10日以内に合意するか、ホルムズ海峡を開放するよう命じたことを覚えているだろうか。時は刻々と過ぎている。48時間以内に地獄の業火がイランに降り注ぐだろう」と投稿した。
同大統領は先月、イランに対しホルムズ海峡の再開まで10日間の猶予を与えるとし、それに応じない場合は米国がイランのエネルギー施設を破壊すると警告していた。その際、同大統領がイランに対して与えた期限は米東部時間4月6日午後8時だった。
トランプ大統領は今週、米国はイランと戦闘の終結に向けた「真剣な協議」を行っていると述べた一方で、ホルムズ海峡が「直ちに」再開されない場合、米国はイランのすべての発電所と油田のほか、主要原油積み出し拠点であるカーグ島を「爆破する」と脅した。
同大統領はこれまで、イランとの交渉やホルムズ海峡の再開について矛盾した発言を繰り返してきた。3日の投稿では、米国は時間があれば「容易に」同海峡を再開し、「石油を確保」して「莫大な利益を得る」ことができるとしたが、具体的な再開方法については触れなかった。同大統領は先に、戦闘が終結すればホルムズ海峡は「自然に」再開される可能性があると述べていたが、その後の記者会見では、米国は同海峡を利用しておらず、それを必要とする他の国々が「多少なりとも関与せざるを得ない」と語った。
イランは3日、米軍のF15戦闘機を撃墜した。2月末の作戦開始以来、イランによる米軍機の撃墜は初めて。米軍は乗員2人のうち1人を救出した。トランプ大統領は行方不明の乗員について沈黙を守っており、米NBCニュースの取材では捜索の詳細については触れず、この事件が作戦の終結に向けた交渉に悪影響を及ぼすことはないと説明した。イラン国営メディアは行方不明となっている米兵を捜すよう国民に呼びかけ、身柄の引き渡しに協力した場合、報奨金が支払われると報じた。
トランプ大統領はイランに対する強硬な発言を続けており、攻撃の強化をほのめかしている一方で、作戦は間もなく終わるだろうとも述べている。同大統領は1日の国民向け演説で、米軍は「間もなく」任務を完了するとしたが、今後数週間のうちに同軍がイランに対して「極めて厳しい」攻撃を加えるだろうと警告した。同大統領はトゥルースソーシャルへの投稿で、イランの首都テヘランの橋を破壊した攻撃を誇示し、「これだけでは終わらない」と警告するとともに、同国は「手遅れになる前に合意すべきだ」と圧力をかけた。
トランプ大統領は今週初め、イランが停戦を求めたと述べたが、イラン側はこれを否定した。イランのアッバス・アラグチ外相は4日、パキスタンで開かれる可能性のある和平協議への参加に前向きな姿勢を示し、「われわれが重視しているのは、わが国に押し付けられている違法な戦争を決定的かつ永続的に終結させるための条件だ」と強調した。



